あえて言うまでもなく、私は貧困層の一歩手前の立ち位置にいます。コロナ禍になるまでは非課税世帯でしたし、2021年までは借金もありました。今でこそ食べたいものを好きなように食べるようになりましたが、8年前にはパスタばかり食べていた時期もあります。
基本的にお金に興味がないというのもあるのですが、この数年でお金の使い方が随分と変わったように感じています。基本的には欲しい物を買わなくなり、仕事に必要なものに積極的に投資しています。それもサブスクリプションにかなりのお金をつぎ込んでいます。
フリーランスになったばかりの頃は、とにかく無料で使えるものをフル活用するというスタンスでした。でも無料のサービスって効率が悪いんですよね。たとえば無料版のYouTubeには広告が入って、時間が無駄になってしまいます。Spotifyの無料版も同じ。だったらYouTubeにお金を払おうとなるわけです。
私がいま加入している有料のサブスクリプションを挙げてみましょう。
- YouTube
- Adobe Lightroom
- Adobe Photoshop
- Adobe Illustrator
- Microsoft Office
- 文賢(文章校正ツール)
- Netflix
- ANA Pocket
- Jetstar
- ChatGPT Plus
他にあるかもしれませんが、パッと思いつくのはこれくらい。すべて合わせたら1.5万〜2万円くらいくでしょうか。でもそれをもったいないとは思いません。それを導入することで、コスト以上の収入を手にしているわけですから。
結局のところ費用対効果なんです。若い頃はおしゃれなファッションで着飾ることが、モテる条件みたいなところがあり、そこにお金をかけることは、大きなリターンを得るために必要なことでした。でも、今はおしゃれである必要はありません。
むしろ仕事に合わせてファッションを変えるというのが私のスタンス。飲食店の店舗に並ぶ場合と、UberEatsの配達をするときは着るべき服が異なります。それぞれに適した服装をすることで、周りからの見られ方が変わり、自分の収入や立場も変わってくるので。
反対にやってはいけないのが、欲しいという感情だけでモノを買うこと。若いうちは仕方のないことなのですが、47歳にもなって物欲に動かされるなんて愚か者のすることです。もちろん、それができるだけの収入がある人は好きにすればいいのですが。
そして、何よりも生産性のないモノを買うということが、もはや時代の流れに合っていません。たとえばインテリア雑貨なんていうのは、私にとっては生産性がほぼゼロです(人によってはモチベーションアップになるので、あくまでも私にとってはの話です)。
そういうものを買って満足するのは時代遅れ。それよりも仕事の効率を上げられるもの、時間を作り出せるサービスを導入するというのが、今の時代を貧乏人が生き抜くのに必要なことです。貧乏だからといって投資をしないと、永遠に底辺から抜け出せないので。
もちろん、導入するだけでは意味がなくて、それを使って仕事をしなくてはいけません。ChatGPTもそうですし、Adobe Illustratorもそうです。そして、必要なくなったらすぐに手放すことです。Zoomも有料アカウントを作りましたが、当初の予定と変わって使わなくなったのですぐに無料会員に戻りました。
投資の取捨選択も重要です。少なくとも私のような弱小フリーランスにとっては。ただ、そこを間違えなければ、弱小でも長く働き続けることができる時代でもあります。あとはお酒をやめられたら私も経済的にもっと豊かになるのでしょうが、その結果人生が貧しくなっては意味がないので、そこはむしろお金を使うところ。