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海外移住を実際にするかどうかは別として、選択肢のひとつとして持っておくためにまずやらなくてはいけないのは、月10万円で暮らすということ。コロナ禍で少し稼げるようになったので、いつの間にか生活レベルが上がっていてよろしくありません。
今日からリスタートすることになるので、また1年目と同じ気持ちで生活レベルを落としていこうかと。その目標が10万円で生活するということ。幸い家賃が2万円ですので、遊び呆けたりしない限り、実現するのはそこまで難しいことではありません。
家賃:2万円
国民年金:1.7万円
国民健康保険:1.8万円
光熱費:1.5万円
通信関係費:1万円
これで合計8万円ですので食費が1.5万円で、自由に使えるお金が5千円。ちょっと厳しそうですね……でもやるしかありません。毎日パスタなら食費は1万円以内に収まります。少なくとも独立して1年目はそうやってきましたから。
海外移住する場合には国民健康保険が不要になります。通信関係費も半分くらいに落とせるはず。光熱費も不要ですのでそうなると自由に使えるお金が4.5万円近くになります。フィリピンあたりならなんとか暮らせそうですね。
そう考えると、鶴巻温泉で生活するのも海外移住するのも金銭面ではそれほど大きな違いはなさそうです。ただ、海外移住というのは生活のためにするのではなく「経験する」ために行うもの。もちろん生活費が安いのはアドバンテージですが。
生活費を10万円にすると、もちろん遊び回ることはできません。私にも人付き合いというものがありますし、取材にも行かなくてはいけないので、きっちり10万円にするつもりはありません。でも気持ちの部分でしなくてはいけないということ。
では出ていくお金をどうやって減らすか。節約するのはもちろんのことなんですが、私が47年間生きてきてわかったのは「モノを持たないこと」が正解です。たくさん持つから、それがダメになったときに買い替えなくてはいけなくなります。
たとえば我が家には洗濯機がありませんが、そのおかげで洗濯機が故障することもありませんし、洗剤も石鹸だけで済んでいます。モノを減らして生活を小さくすることこそ、少ないお金で暮らすための必須条件になります。
間違わないでもらいたいのですが、それを真似したほうがいいという話ではありません。お金を持っている人はちゃんと流してくれないと経済が回りません。私のようにそもそも収入が少ない人間が、生き延びていくのに暮らしを小さくすべきというだけのことです。
私にとって、ここがリスタートするべきタイミングで、勝負どころだから遊んでいる場合ではないというのもあります。それこそ北海道に来た当初のように、睡眠時間を削ってでも稼げる環境を手に入れなくてはいけません。
もっともそう言う環境に身を置くことこそ、私が生きていると実感を得られる条件なので、好き好んでやるわけですが。とにかくまずは収入が少なくても生きていける環境を整えること。それを8月中に徹底しようと思います。