理不尽さを感じたら全力で立ち向かうか、いますぐに逃げ出せ!

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理不尽なことが目の前に起きたとき、ほとんどの人はなかったことかのように振る舞う。その理不尽さが積み重なっても全てなかったことにして、いつの間にか追い込まれていたとしても、人はなぜかその理不尽に立ち向かう、もしくは逃げようとしない。これは日本人特有の性格なのだろうか。

この国では「耐える」ことを推奨してきた。石の上にも三年と言ってみたり、修行や丁稚奉公、とにかく耐えて耐えて花開く。そういうストーリーを国民は喜ぶ。この国では「耐える」ことは美しいとされている。

わたしの美学でいえばただ耐えることは美しくない。目的が明確で、そこに向かってまっすぐに進むとき、あらゆる苦痛を耐える。これは美しい。学校や会社でイジメやパワハラがあったとき、そのイジメにただ耐えるのは美しくない。そんなときはたとえ散るとしても戦うか、逃げるか。選択肢はそれしかない。

わたしは戦闘タイプの人間ではないので基本的には逃げる。この世の中の理不尽に立ち向かうほど暇でもない。そもそも理不尽さは他の誰かの信じる正しさから生まれるものだからそこでぶつかり合っても何も生まれない。

ぶつかりたくないから逃げる。ずっとそうやって生きてきたし、これからもそうするだろう。でも、どんな状況であっても自分の志を曲げるようなことはしない。志を失ってまで生きる意味をわたしは見いだせない。ただ、死にたくもないから、ならばそこに無理して立ち止まらない道を選ぶ。

与えられた環境を「しかたない」と言って諦めたり、受け入れたりする。そういう生き方も別に人それぞれだからいいんじゃないかとは思う。ただ、わたしはそういう生き方はできない。立ち向かわないけど、絶対に理不尽さを受け入れもしない。賢い大人にはなりたくないし、小さくまとまった人間にもなりたくない。

我ながらめんどくさいやつだとは思う。だが、こういう時代だからそういう尖ったやつがこうやってつぶやいていてもいいんじゃないだろうか。不器用だけど、愚直なまでにまっすぐに生きている人間がどういう人生を送るのかを見守っていてほしい。

今日はなんだかECHOESの「GOOD-BYE GENTLE LAND」を聞きながら一杯飲みたい気分。

 

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