音楽はぜんぜんわからない。でも、聞いたこともない曲でも観客を盛り上げられるのがプロ。そういう意味では、『メレルの外遊びフェス Let’s Get Outside Festival 2015』のチャラン・ポ・ランタンには度肝を抜かれた。
ほとんどの人にとって今回の『メレルの外遊びフェス Let’s Get Outside Festival 2015』の注目は真心ブラザーズだったかもしれない。そりゃ国営昭和記念公園の入場料さえ払えれば真心ブラザーズのライブを聴けるのだからわからなくもない。
でも、圧倒的なパフォーマンスを見せてくれたのはチャラン・ポ・ランタンの2人。
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エンターテイナーとはこうあるべきなのだという見本のようなライブだった。それは明らかにわたしに欠けているもので、万里の長城マラソンにも足りていないもの。エンターテイメントとしてのランニングを提示するヒントをもらった。
もちろん真心ブラザーズも格の違いを見せつけるようなライブだったし、never young beachは独特の世界観が心地いい。ただこのイベントに最も相応しいライブを見せてくれたのはチャラン・ポ・ランタンだった。
『メレルの外遊びフェス Let’s Get Outside Festival 2015』はライブだけではない。今年の一番の注目はドッジボールだろう。受付開始からわずか20分で160人の枠が埋まってしまう人気ぶり。
集まった人で即席チームを組んでトーナメントを勝ち抜くのだが、最初は遠慮がちだった当て方も、勝ち進むに連れて大人も子どもも本気モード発令。全力で投げ、全力で転び、これぞ「外遊び」にふさわしい。
お昼を過ぎると長蛇の列が出来たのはグルメエリア。昨年よりも出店数が増えて、どれを食べようか目移りしてしまう。アウトドアで食べるご飯とビールはなんでこんなにも美味しいのだろう。
値段もお手軽とは言わないが、決して高くないのはイベントを楽しんでもらうための配慮だろうか。こういうイベントでは食べ物が高く設定されていることが多いがそういうことはまったくない。
ワークショップで目立ったのは子どもたちの姿。真剣に色を塗ったり、板を削ったりして集中している姿はきっと家ではなかなか見せることのないのかもしれない。
物販もアウトドアならではのお店が並んでいて、ついつい手にしたくなるものがずらっと。うまく出来てる、アウトドアに来たらアウトドアの雰囲気のもの欲しくなるに決っている。逆にアウトドアとはちょっと違うお店は閑古鳥が…
『メレルの外遊びフェス Let’s Get Outside Festival』はかなり大きな規模のイベントだが、まだ一部のアウトドア好きにしか知られていない。そもそもメレルそのものが日本では浸透しきっていない。
それでもメレルの真面目な靴作りをそのままフェスにしたような、とにかく外遊びを真面目にやっちゃうというノリがわたしは好きだ。ここに足りないものは何もない。
きっと『メレルの外遊びフェス Let’s Get Outside Festival』はこれからも規模が大きくなって、参加者も増えていくのだろう。そうなったときメレルの名前を知らない人はいない状態になるのだろう。
終わったばかりなのに来年の『メレルの外遊びフェス Let’s Get Outside Festival』が気になって仕方ない。マラソン大会と重ならなければいいな…なんて帰り道に思ったりして。
わたしもこんなイベントを開催できるように頑張らねば。
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