裸足の河童、22年ぶりにラジオっ子に戻る宣言

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関西育ちだから人を笑わせたいという欲は強いほうです。とはいえ40年も生きていると自分が明石家さんまやダウンタウンのような面白さが備わっていないことは知っています。

本当はにぎやかに人を爆笑させたいけれども、わたしはそういうタイプではない。その影響は間違いなくラジオの存在があります。わたしは高校時代ラジオっ子でした。KBS京都しか聞いていませんが。

当時、KBS京都の土曜日の夜は130Rののきなみハイテンション、日曜日の夜は森脇健児の青春ベジタブルがわたしの定番でした。もちろん平日もラジオはいつもKBS京都です。

たぶん当時のラジオっ子は放送局をひとつに絞っていたのではないでしょうか。20年前のラジオはチューナーを手動で合わせる必要があったので、あまりチューナーを弄りたくないわけです。

実はわたしは大学生になって神奈川に引っ越した後もKBS京都を少しの間聞いていました。チューナーをそのままにして電源を入れたら、なんとなくですが雑音混じりに青春ベジタブルが聞こえてくるのです。

もうそのときは森脇健児の青春ベジタブルではなく、竹井輝彦の青春ベジタブルになっていましたが。

ラジオの笑いってトークしかないんです。いくら体を張っても面白さは伝わらないし、勢いで笑わせることもできない。面白いことを面白いタイミングで言わなければウケない。

もちろん、明石家さんまも島田紳助もダウンタウンもみんな人気のラジオ番組を持っていました。でもわたしの中心は130Rと森脇健児なので、それを笑いのベースにした結果は言うまでもなく。

でもやっぱりラジオっていいなと思います。ラジオにはラジオにしかない熱さがあります。それもFM局ではなくてAM局の熱さ。FM放送は聞きながら仕事できますが、AM放送は耳に集中力が行くので仕事になりません。

それぐらい熱中してしまうのがAMラジオ。

いまはradikoという便利なものがあるので、チューナーを変える必要もなくワンクリックでチャンネルを変えられます。月に350円払えば日本中のラジオ番組を聞くことも出来ます。大好きだったKBS京都も聞けるのです。

ラジオっ子に戻ることにしました。仕事にならないのであまり長くは聞かないようにしますけど、寝る前の30分とか朝の30分とか。そして地味な笑いを身に付けて、みんなを小さく笑わせていけるようになりたいですね。

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