マイナンバーと新ソフトのせいでe-Taxの確定申告がひどい

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わたしはe-Taxで毎年確定申告をしています。寄付をしているのもあり、そこそこの金額が戻ってくるためサラリーマン時代も確定申告をしていたのです。昨年は起業したのもあり、今年は青色申告も加わります。

ただし住基カードの電子証明書が期限切れだったため、書類は整ったけどe-Taxができませんでした。今朝になって市役所に更新手続きをしに行こうとして調べていたらとんでもないことが発覚です。

どうやらわたしは今年、e-Taxでの確定申告ができないようです。

目次

マイナンバーカードと住基カードがオーバーラップしない

昨年12月で住基カードの電子証明書の更新は終了し、今年からはマイナンバーカードでの電子証明書の発行になります。そこまでは何の問題もありません。マイナンバーカードが手元にあれば・・・ですが。

そうマイナンバーカードはまだ届いていません。1月から順次発行と言われていますが、わたしのところにはまだ「マイナンバーカードできたから取りに来てね」という案内が来ていないのです。

住基カードの電子証明書は更新できず、マイナンバーカードは手元にない。

普通に考えておかしいだろこの状況。

国はe-Taxを推進させようとしているのにe-Taxを使えない人が一定数発生するわけです。もちろん電子証明書を更新していないのが悪いのかもしれませんが、e-Taxにしか使わないのにこの時期じゃないと更新しようとしませんよ。

同じような状況の人がいるので、今年の税務署には持込みか郵送の紙媒体の書類が増えて打ち込み作業が増えているはず。そういえば毎年この時期税務署でバイトしていた母は、今年は妹の出産の都合でバイトなし。何この危険察知能力。

圧倒的に使いづらくなったe-Taxソフト

e-Tax導入の初年度、その使いづらさは神がかっていました。人が使うことを想定しているとは思えないほどひどい作りで、PCやネットにそれなりに詳しいわたしでも断念直前でした。

そこから毎年ゆっくりと改善されて、ここ数年は完璧とは言わないものの「使う人のことを考えた作り」になっていました。国もやればできるんだと思った矢先、とんでもないことが発生しました。

マイナンバーカード導入に合わせたのか、e-Taxソフトがまったく違うものに変わったのです。

とりあえず分かる範囲でと思って、青色申告のクラウドサービスで作った書類を読みこませようとすると「所得税がマイナスになるから読めない」と表示されます。

いやいや、マイナスになる人もいるでしょ。還付できるシステムがあるんですから。

そこでダウンロード版を使ってみます。驚愕です・・・開いた口がふさがらないとはまさにこのことです。基本ソフトをインストールした後に、自分に必要なコンポーネントを自分で選んで追加インストールしろと言うではありませんか。

こんなん、普通の人は100%使えませんっって。車を買ったら「部品は自分で選んでくださいね、何がお客さんに必要かはわからないから、必要そうなものも含めて全部外しておきました」みたいな話です。

せめて「◯◯をするにはこれを入れてね」みたいな表示があるならいいのですが、そのようなガイドはまったくありません。e-Tax元年に逆戻りです。

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ビジネスだったら潰れているレベル

顧客満足度出したらすごい数字になるよe-Tax。たぶん一桁なんじゃない?

ビジネスだったら会社が潰れるレベルですよ、冗談ではなくて本当に。

なんかスマホ版とかあるみたいやけどそんなもの作ってる場合じゃない。役所の人はよっぽど頭のいい人ばかりで「こんなの簡単」って判断したのだろうか?

電子証明書の件といいe-Taxといい、国がふんぞり返っていた時代にタイムスリップしたのではないかと感じています。

なぜ使う人のことを考えないのでしょうか?なぜこのシステムで問題ないと判断したのでしょうか?twitterをみているとけっこうe-Taxでつまづいている人がいます。

この責任は誰が取るの?

税務署も民営化した方がいいんじゃないかと本気で思います。もしくは税金はすべて消費税に統一するとか。

このグダグダが税務署だけの話であることを願うばかり。他のお役所まで殿様商売に戻ったら、いよいよこの国はあかんかもしれません。

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