努力の方向性を変えることで見えてきたランナーとしての分岐点

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いまマラソンの練習がとてつもなく面白い状態です。ずっと自分で体の声を聞いて、その日のメニューを決めて、体の反応を見て、休憩を入れたり強度を上げたり。

いま思うとこれまでは、ただ走っていただけなんだなぁということに、ようやく気づいたわけです。もちろん自分の中では頑張っているつもりでしたが、なんでしょう、努力の方向が間違っていたような気がします。

そう思っていたところで、昨日都内で鏑木毅さんと野村忠宏さんの話を聞いてきました。

他にも活性酸素の話とか、選手を育てるということはどういうことなのかとか、いろいろ感じたこと学んだことがあったのですが、それらはおいおいシェアするとして、今回は「努力」の話です。

鏑木毅さんは日本を代表するトレイルランナーで、野村忠宏さんはオリンピック柔道三連覇の偉業を達成しているスーパーアスリートたちです。

面白いのは鏑木毅さんはトレランに出会うまでは、まったくいけてないランナーで、箱根にも出られず、ランナーとしてどうしようもない時代があったということ。

そして野村忠宏さんはオリンピックで優勝する1年近く前までは、まったく勝てない選手だったということ。

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鏑木毅さんはロードではなく山を走ると、これまでのストイックさではなく走ることの楽しみに出会い、ワクワクすることで山を走ることにハマっていきました。

野村忠宏さんは大学の指導者に練習の甘さを指摘され、そこから大きく変わることになります。それは「これまでの練習は与えられた練習をただこなしているだけ」だったということに気付かされたことが始まりです。

自分の限界を自分で決めて、もう一段上の追い込みをしていなかったことに気づき、そこから練習の質がまったく変わったそうです。そしてあっという間に世界一までたどり着きました。

彼らは2人とも、どちらもも将来を期待された選手ではなかったにも関わらず、練習への取り組み方が変わったことで、世界への扉を切り開いていきました。

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あれ?これはもしかして自分も・・・なんてちょっと考えていますが、現状のわたしは思いのほかしっかり出来てきた体にちょっと戸惑っています。

今日は200mを5本ダッシュを入れたのですが、これまでだったらすぐに息切れしていたのに、まったく疲れません。

右のハムストリングが少し負荷が高めだったので5本でやめましたが、体力的にはまだまだ行ける感じでした。もちろん走っているときは限界まで追い込んでいるつもりなのですが、ジョグに入ると数秒で元に戻ります。

次回行うときは時計を持って行かなくてはいけませんが、もしかしたらとんでもなく進化しているのでは?そんな手応えを掴んでいます。

実はわたしは、体の背面を使う練習に切り替えたときに、走り以外のトレーニングも入れています。それはジャンプなのですが、なぜそうしようと思ったのかはわからないですが、本能的にジャンプをいれなくてはと感じていました。

1.5mくらいを両足でジャンプしたり、70cmくらいの高さまでジャンプで上がったり。

そしたら昨日、鏑木さんが「いまはダッシュとかジャンプとか短距離選手のような練習をしています」なんて言うから、笑ってしまいました。

もちろん質が違うのでしょうけど、鏑木さんはダッシュやジャンプを入れないと加齢に負けてしまうと感じたから始めたそうですが、わたしはいまの走りの強化のためのダッシュやジャンプでした。

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あれほどまでに偉大な人と、無意識のところで共通点があると純粋に嬉しいですね。

そして方向性はやっぱり間違ってないかなと思います。今シーズンはフルマラソンを走りきる力をつける。最適なフォームを見つける段階です。

ビックマウスをするつもりはありませんが、このままいけばサブ3なんて目標でもなんでもなくなる気がします。もちろん根拠はこれっぽっちもありませんが。

そのためにしっかり土台を作ることが大切です。そしてもっと大切なのが休養。いまは筋肉を作っているので、休まないとダメになります。

昔みたいに毎日10km20kmを走るようなことは、少なくとも今の段階ではしません。もっと超回復を利用して、体をうまく成長させる。

強いランナーになるための意識改革を始めていこうと思います。

大きく成長するチャンスが目の前にあります。ここでそのチャンスをしっかりつかむか、それとも逃してしまうのか。これはランナーとしてのわたしの大きな分岐点。

自分がどこまで変われるか、かなりワクワクしています。

とりあえずは裸足で1km3分30秒を目指して、土台作りをしっかり頑張ります。


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著者:野村 忠宏
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