ちょうど1年前の今日、ハダシストとして独立しました。
1年前は万里の長城マラソンのPV撮影で中国にいたので、開業届を出したのはもう少し先ですが、開業日としては9月16日(のはず)になっています。
そんな1年経過した夜の夢では、珍しく前の職場の人と仕事をする夢を見ました。わたしの心の中に何か思うところがあったのか、このタイミングというのが面白い。
1年前の時点ではまだ行くべき道も定まっておらず、どうやって稼ごうか模索を始めたばかりでした。海外輸入してAmazonで販売するようなこともしました。
やっぱりランニングの情報発信と万里の長城マラソン、そしてランニングイベント。この3つの柱を成り立たせるために自分に持できることをしながら生きていかなくてはいけない。
そこでわたしが選んだのはクラウドソーシングを利用したライターという道でした。
正確には選んだというより、やってみたらあれよあれよといううちにそれなりに安定して仕事をもらえるようになり、普通に働けば1日1万円程度の収入を得られるまでになっています。
ただし、自分のやりたいことの仕事と合わせて1日16時間労働なんて日も。ご飯を食べているときとお風呂、そして昼寝の時間以外はすべて仕事。でも毎日の睡眠時間は7時間近くあり、目覚ましをかけずに起きる生活になっています。
でも仕事が辛いかというとまったくそんなことはなく、夜中の23時になると集中力が切れてしまい、眠気が勝って文章を書いても意味不明なものしか出来上がらないので、そこで切り上げていますが、気持ちとしてはいつまででも書き続けたいという想いもあります。
好きなことばかりして、結局1年生きてこられました。
こんな生き方を他の誰かに勧められるかというとやっぱりそれは無理です。
これも偶然なのですが、昨日たまたまクラウドソーシングで利用しているLancersという会社の座談会に呼んでもらいました。来ませんかと誘われたのが一昨日の夜で、少しの迷いもなく参加したのは言うまでもありません。
この1年間、予定が重ならない限り「あらゆることを断らない」ように生きてきましたから。
それはともかく座談会では他に2名のフリーランスのライターさんと話をしました。Lancersを利用している中でもトップクラスの売上がある人たちです。
そんな場に自分が呼ばれるなんて思いもしませんでしたが、1年間続けてきたことで、知らないうちにそれくらいの位置にいたようです。
ただ座談会を通じて感じたのは、ここに呼ばれるレベルにならないと、クラウドソーシングを利用してライターとして生きていくことなんてできないんだなということ。
それはクラウドソーシングを利用している人のひと握りの人だけが、クラウドソーシングで生活出来るという現実。
わたしはたまたま書くということに適性があったから、なんとか仕事をもらえていますが、多くの人が安定して仕事を得ることができない。もしくは驚くような低単価の仕事しか受けられないでいます。
しかもわたしで言えば年収ベースでいまのところ1/3くらいにまで減っています。
わたしは人生の方向性がはっきりしているので、迷いなく収入の少ない世界に飛び込み、自分のライフスタイルを大きく変えることで、収入が減るなら支出を減らせばいいと、家賃2万円のアパートに引越し、穴の空いたランニングソックスを補修して使うような貧困生活へとシフトしました。
でもきっと夢も希望もなく、ただ会社を辞めたいというひとが、安易にクラウドソーシングで生きていこうなんて飛び出しても、これまでのライフスタイルを変えられず、あっという間に資金が尽きていくでしょう。
わたしも最初は「安定して仕事を得られるようになるか、資金が尽きるかのチキンレース」だと思って働いていました。それでもなんとかギリギリのところで切り返せたのでいまに至ります。
日々の生活の糧はなんとか安定しましたが、自分の情報発信に関してはまだまだ不足というか1年でここまで行こうと思っていた場所とはちょっとずれた場所にいます。
RUNNING STREET 365のPVは1年前の9月が2528PVで、先月が26359PVなので10倍ですが、わたしの目標の半分がいいところ。思ったよりも時間をかけられていません。
このブログは1年前の9月が23176PVで、先月が59372PV。こちらはほぼ想定通りで、個人的なこと、ディープなことを書いているのでそんなにアクセスが増えないので、これからも大きな伸びはないかと思います。
ただし、このような情報発信を続けてきたことが種蒔きとなって、ここ数ヶ月で芽が出始めています。アディダスもナイキも直接イベントに呼んでもらえるようになりましたし、マイロードの薄井さんにはハダシストのためのシューズを作ってもらえています。
当たり前のように1週間も中国に滞在し、上に書いたようにLancersの座談会にも呼ばれました。
花が咲くのはきっとさらに1年後。わたしは独立したときに3年間は耐えることと思って、会社を辞めました。今日でその1/3が終わり、1年前に思った場所とは違う場所に立っていますが、多くの出会いがあり、想像すらできなかった場所に立っています。
さあ今日からはハダシスト2年目突入です。
1年後にまた「全然思っているのと違うところにいる!」って言えるように、1日1日を丁寧に積み重ねていこうと思います。
ハダシスト重松を今後ともよろしくお願いします。
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