プレミアムフライデー?働くことがそんなに嫌なのでしょうか

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いまどきの師走は2月か3月なのか。とんでもない量の仕事が入っているため、慌ただしいのですがやらなくてはいけないこともあり、どちらもきちんとやらなきゃなとは思うものの両方崖っぷち状態で日々を過ごしています。

仕事があることは嬉しいことですが、文章を書きながら寝てしまうと、それはさすがにやりすぎで。

寝る間を惜しんで仕事をするという考え方もありますが、文章書きに関しては眠くなったらそこが店じまい。無駄に駄文を並べても、翌朝に全て直すことになります。

時代の流れか、世の中は長時間労働を悪とする雰囲気があるようですが、わたしは「させる長時間労働は悪でも、する長時間労働は善」だと考えています。ただ「させる」か「する」かの境目がわかりにくいのと、「する」のつもりが扠せられているということが多々あります。

別に残業することを偉いとは思いませんが、長時間労働がNGとなるであろう、この国の未来は少しだけ憂いでいます。そもそも楽しくもない仕事をしていることに何の意味があるのか。

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毎年有給休暇が不足していたわたしが言うのも何ですが、わたしは会社に行くことが嫌だったことは一度もありません。マラソンの翌日を有給にして、午前中にいつもより2時間多く寝ればそれで満足で、午後は出社したくてウズウズするようなタイプです。

もちろんサービス残業なんて一度もしたことありませんが。サラリーマン時代も人や環境に恵まれていたことだけは間違いありません。働くということを嫌だと思うことはまったくなく、基本的に会社は楽しいところです。

じゃあなぜ辞めたのかと言われそうですが、これとそれは別の話。自分の生きる道が見えたなら、そこに向かってまっすぐ進むしかありません。次のチャンスなんて二度とやってこないことを、わたしはよく知っています。

チャンスはいつだって今しかありません。

チャンスだと思ったら目の前が暗闇であろうとも飛び出していく。そこで足がすくむ人もいるのかもしれませんが、100%安全な場所にあるチャンスというものはありません。石橋だって叩き続けたら壊れます。

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話を少し戻します。今週はプレミアムフライデーなんだとか。土日祝日の関係ない働き方をしているとプレミアムフライデーの意味がわかりませんが、いつもよりも早く仕事を終えられるのだとか。

みんなが早く終わったらお店も閉まるじゃないかと思ったのですが、もちろん仕事が早く終わるのは会社勤めの人たちだけのこと。お店をやっている人はむしろ稼ぎどきで労働時間は伸びるわけです。儲かるのだからプレミアムですよね。

そんなことにケチをつけても仕方ないのですが、そもそもみんなは毎日がプレミアムなわけではないのだなと、変なところが気になりました。日常にプレミアムがないから数時間仕事が早く終わるだけでプレミアム。

本当にここは世界が驚くような発展を遂げた国なのでしょうか。プレミアムでもない仕事をして、仕事をしないことがプレミアム。いやいや仕事を楽しもうよ、働くことを楽しもうよなんて言ったらただの変人扱いなんでしょう。

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好きなこと以外何もしなくてもいいと言われても、きっとわたしは今の生活は変わらないでしょう。それは会社を辞めたからではなく、会社を辞める前も同じでした。嫌なことは何もしない。これがわたしのスタイルです。

嫌なことを何もしなくなると不思議なもので、嫌なことは何もなくなります。禅問答のようですが、これがひとつの真理のようなもの。「嫌だ」という感情を使わなくなると、自然と嫌なものがなくなります。

以前は苦手だったものでも「嫌だ」という感情を使わなくなったことで、「嫌だ」とは思わなくなります。そう考えると、毎日「つらい」「きつい」と口にしている人は、何をしてもネガティブに感じるんだろうなと思うわけです。

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今日も1日楽しんだと思って布団に入れば、別にプレミアムフライデーなんてなくても毎日がプレミアムになるわけです。プレミアムフライデーなんて用意しなくてはいけないことが問題なのに、国はそちらは目をつぶります。

もしプレミアムフライデーが実施されて喜んでいる自分に気づいたら、それは働き方のどこかズレている証拠です。働くことの意味をどこかで見失ったか、そもそも持っていなかったか。

仕事時間が短くて嬉しいなんて思わなくて済むようにするにはどうすればいいか、個人も国も企業もそれを考えるべきなんじゃないかなと思うわけです。その結果がプレミアムフライデーなのかもしれませんが。

さて第1回のプレミアムフライデー、国の思惑通りに世の中がプレミアムになるのでしょうか。


私たちはなんのために働くのか
著者:諸富 祥彦
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