次はお伊勢参りラン?加賀から江戸までの飛脚足軽ラン?

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五街道をすべて走ったことで目標を失うかと思ったのですが、目標を失うどころか、我ながらちょっと面倒なことを考えています。すぐにやるわけではありませんが、わたしにはどうしても走りたい2つの道があります。

・お伊勢参りラン
・加賀から江戸までの120里(480km)

お伊勢参りは過去に2回失敗しています。基本的に伊勢神宮を始めとする神宮と相性が悪く、どうも1人では伊勢神宮になかなかたどり着けません。

過去にラン仲間でクレイジーランナーの三州ツバ吉さんと、大阪側からの伊勢参りをしましたが、これは三州さんの力を借りてなんとか達成しましたが、伊勢神宮にいる間はずっと落ち着かない気分。

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きっと前世が天照大神に何か悪さをしたのでしょう。なので出禁になっているのではないかと思っていますが、とにかくわたしの中では東海道よりも中山道よりも厳しい伊勢参り。

ただ、このまま終わらせないままというわけにはいきません。いずれ必ずとは思っているのですが、今ではないような気がします。いずれ呼ばれていくことになるでしょう。

四国遍路なども、基本的には呼ばれていくものだと思っています。ですので、四国遍路を走ろうとは思いません。熊野古道もそういう雰囲気があります。

そういうところに無理に行こうとすると、必ずと言っていいくらい痛い目に遭います。他の人は知りませんが、少なくともわたしは聖域と呼ばれるところには意味なく近づかないようにしています。

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でも、必ず行くべきタイミングがあって、そのときを待っていればいいんだと信じています。ロマンティックとはちょっと違いますが、そういう物ごとの考え方をするとイライラすることもなくなります。

上手くいかないことの原因を自分や他の人の中に見つけようとすると、どちらの場合でもストレスになります。「神様のいたずら」くらいに思っておけば、そんなものかと思えます。

それはともかく、もうひとつの道のお話。

このブログでも何度か書きましたが、加賀藩には飛脚足軽という制度があり、加賀から江戸までの120里480kmを5日間で手紙を届けたという記録があります。

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この話をすると、宿場町ごとに飛脚が入れ替わったという人がいますが、これは飛脚網ではなく加賀藩独自のシステムですので、当然1人で手紙を運んでいます。正確には5日間60時間ですので1日12時間で96kmです。

これを5日よりも早く届ければ褒美がもらえ、5日よりも遅れた場合には罰があるとか。

ここまで書けばもう細かく言う必要はないですよね。金沢から東京までを5日間で走るというチャレンジ。ここ最近はこればかりが頭の中にあります。

60時間とは言いません。でも5日間ならなんとかなるのではと思っています。540kmに9日間もかけた男の言う台詞とは思えませんが、それを走ったからこそ言えることがあります。

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もちろん、これだって今の自分では無理なのは分かっています。でも480kmという距離を想像することは難しいことではありません。そして5日間不眠不休で走ればなんとかなるのではないかと。

実はこのコース、まったく知らない道ではありません。金沢から直江津までの約200kmは走ったことがありませんが、直江津から善光寺までは走ったことがありますし、追分(軽井沢)から東京までは先日走ったばかりです。

ちなみに加賀藩の参勤交代では13〜15日かかったそうです。加賀藩の参勤交代は大所帯ですので、1日30〜40kmだと思えばそんなところでしょう。わたしの今の走力なら8日がいいところです。

でも、これをクリアせずに伊勢参りランはないかなと考えています。それくらいわたしにとっては伊勢神宮はハードルが高い場所なのです。

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いまの目標はこの2つを制すること。おそらくそこまでやり抜けば満足するような気がします。最後に奥の細道ランとか言い出しかねませんが。

何年後のチャレンジになるかは分かりません。でも成功するかどうかは別として、必ずスタートラインには立ちます。気持ちだけはそれを常に意識して日々のトレーニングと向き合います。


江戸の飛脚―人と馬による情報通信史
著者:巻島 隆
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