普段まったく走らない人に「150km走ったとき」という話をしたらドン引きされました。
ラン仲間にはクレイジーな人、もしくはその影響を受けて100kmくらいは「よくあること」になっている人ばかりなので、普通の感覚で喋ったわたしの痛恨のミスです。
それはいいとして、実は先日、2019年最大の衝撃を受けることになりました。それが今日のブログタイトルにもなっている「体脂肪が少ないと免疫力が下がるというエビデンスはない」という事実。
そもそも体脂肪って何のためにあるのだろう?というところから疑問を持ち、自分なりに体脂肪の役割とかを調べようとしたところ、そういう事実を知ってしまいました。
でも、トップアスリートとかでも「体脂肪率が下がりすぎると免疫力が下がる」って当たり前に言っているわけです。でも、それを証明した論文などどこにもないんです。
でも代わりにというわけではありませんが、次の2点は根拠もあり論文などもあります。
・激しいトレーニングや運動は免疫力を下げる
・体温が下がると免疫力が下がる
トップアスリートは日々激しいトレーニングを行っています。その厳しいトレーニングが免疫力を下げます。トレーニングでなくても、フルマラソンを完走するだけでも免疫力は下がります。
激しいトレーニングをしている人=体脂肪が少ない人=免疫力が低い
図式的にはこうなりますが、でも実際には「運動をしていないけど体脂肪が少ない人=免疫力が低いわけではない」という図式も成立します。
ちょっと話が複雑になってしまいましたので、簡単にまとめます。「体脂肪率を下げても免疫力は低下しない」これが事実であり、これまで信じてきたことは嘘だったわけです。
カロリーは抑えつつ栄養をしっかり摂り、運動後に体を冷やさないようにケアすれば、体脂肪率が低くても風邪を引いたりはしないというわけです。
これまで体脂肪率が低くて風邪を引きやすくなると言ってきた人たちは、トレーニング強度が高いだけか、もしくはケア不足。あまり好きな言葉ではありませんが、プラシーボも影響するのでしょう。
トレーニング強度を上げずに体重を落とせば免疫力は下がらず、走ったあとにすぐにシャワーを浴びるなどして、体温が下がるのを防げば、免疫力が下がることはありません。
大事なのは、世の中で当たり前に言われていることが、必ずしも真実ではないということです。嘘を嘘と見抜けるか。「それって本当?」と疑うことができるか。
とても難しいことです。誰だって尊敬できる人の言うことは、それだけで信じたくなるじゃないですか。メダリストが「体脂肪が減ると免疫力が下がる」って言ったら信じてしまうじゃないですか。
でも免疫力が下がった本当に原因は別のところにある。
こういうことは世の中でいくらでもあります。いかに自分で考えて、自分で調べることが大事かということ。経験者の意見を聞いたり、アドバイスを受けるのは成長のへの近道ではあります。
先人たちが積み重ねたものを利用するのは悪いことではありません。でも、その積み重ねたものがそもそも正しいものだと盲目的に信じることはとても危険です。
とりあえず、体脂肪率を下げても免疫力が下がらないということを把握しましたので、これで何も心配することなく体重を落とせそうです。もちろん、練習量や負荷もよく考えて、しっかりケアもしつつですが。
あと5kgの脂肪を落とすことができれば、1km3分というタイムも見えてきます。
これまでは「免疫力が……」という言い訳ができましたが、これからはそれができません。それを心配する必要もないので、ここからはガンガン体脂肪率を下げていくことにします。
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