今年も花蓮太平洋縦谷マラソンにエントリーしました。昨年エントリーしたときのブログで、震災支援もしなきゃというようなことを書いたら、「震災はそんな大したことはない。大げさだ」というニュアンスのメッセージを日本人からもらいました。
でもやっぱり、自分で見なきゃ分からないじゃないですか。同じものを見ても人それぞれ見る角度が違うわけですし、同じ角度から見ても感じることが違います。
だから、わたしは自分の足で訪れてよかったと思いますし、また行きたいと1年間想い続けて、幸運にもまた走れる機会を得たわけです。マラソン大会は、走りたいという思いだけで走れるわけではありません。
マラソン大会は縁というものがあり、縁のある大会には出やすいのですが、そうでない大会にはなかなか出られないものです。わたしの縁が薄い大会といえば福岡マラソンとおかやまマラソンでしょうか。どちらも出られる気がしません。
逆に縁があるのは台北マラソンと鹿児島マラソン。切っても切れない縁なのが愛媛マラソンです。
今年の台北マラソンは走るかどうか分かりません。花蓮太平洋縦谷マラソンの翌日ですし、大会受付をする時間がなさそうなので応援だけで十分かなと。
それでも縁のある大会であることには違いありません。
花蓮はやっぱり縁があるんだと思います。マラソン大会だけじゃなく花蓮という街に。ラン仲間の1人は台中が気に入ったと言っていました。台湾はそれぞれに好きな街ができるのも面白いところです。
わたしが花蓮を好きなのは、食べ物が美味しいから。台北も美味しいんですけど、それとはまたちょっと軸が違う美味しさが花蓮のグルメにはあります。同じ台湾料理なのでしょうが、違うもののようにも感じます。
そこまで台湾料理に詳しくはありませんが、もしかしたら水の違いかなと思ったり。台湾の東側は、すぐに高い山がそびえ立っていますので、きっとお水が美味しいはずです。
だから、花蓮にはコーヒーの文化も紅茶の文化もあります。もちろん中国茶の文化も。
そうなってくると、パンや洋食の食文化も育ってきます。単純にカフェのレベルがものすごく高くなっているのが花蓮です。滞在時間が短かったので行けませんでしたが、グーグル先生はしきりに「ステーキ屋さんに行け」とアトバイスくれました。
間違いなく美味しいとは思います。まだ1食をステーキ屋に使う勇気がありません。1週間くらい滞在できるなら1食をステーキに使ってもいいのですが。
食べ物以外にも、日本統治時代の建物が残っていて、そこには日本人と一緒に育ったおじいちゃんがいて、当時の話をいろいろと聞かせてくれます。
先日、台湾の映画「牯嶺街少年殺人事件」を観たので、また違った感じで話を聞けるのではないかと期待しています。
最大の観光スポットである太魯閣峡谷が、地震による崩落などでまだ危険な状態にあるため、観光として見るべき場所はあまりありませんが、それでも居心地がよく、そこで暮らす人も優しい。
きっと台湾にはまだまだ魅力的な場所があります。もっとハマる場所が出てくるかもしれません。だから花蓮以外にも訪れたいとは思いますが、せめてこのマラソンだけは縁があるうちは走り続けたいなとは思います。
さて台北マラソンはもう少し悩むとして、年内のレースはこれでクローズです。
10月27日 万里の長城マラソン
11月3日 天童ラ・フランスマラソン
11月10日 ハルカススカイラン
12月7日 花蓮太平洋縦谷マラソン
だいぶシンプルですね。会社を辞めてからこんなにも走らない秋は初めてです。とはいえ レースに出ないので練習はしっかり積めます。カラダづくりを優先させるというプランを実行するには、きっとこれくらいがちょうどいい。
ちなみにRUNNING STREET 365で花蓮太平洋縦谷マラソンのエントリー方法紹介中。
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