イタリアでジョギング禁止!室内でできるランニングトレーニングの準備をしておこう

ツイッターで「ジョギング禁止」がトレンド入りしてて、ランナーが新型コロナウイルスを広めたのかと思ったらイタリアの話でした。市民がジョギングなどを理由に外出するので「とにかく家を出るな」を徹底するためにジョギングも禁止ということだそうで。

でも日本でもそうなっていてもおかしくなかったですし、これからそうならないとも言えません。毎日走っている人にしてみれば、走れないのはかなりストレスですよね。仮定の話をしても仕方ないですが、準備をしておくのは重要です。では日本のランナーは何を準備しておくかについて考えてみましょう。

目次

禁止になったら走らないこと

まず大前提の話をしておきましょう。もし日本でもジョギング禁止になったらどうするか。こういうときに自己責任とか言って走りに行く人もいますが、絶対にやめてください。こういうものは全員で同じ方向を向くことに意味があります。

政府の判断が良いか悪いかなんて関係ありません。そこまでして感染が広まってから批判すればいいのであって、ジョギング禁止なんてなる場合には本当に非常事態です。そもそも自己責任で済む状況ではなくなっています。禁止になったら必ず従うことです。

反対に禁止にもなってなく、大きな問題も感じないようならランニングを自粛する必要はありません。SNSに「息遣いが荒いランナーが近づいてくると怖い」なんて声もあり、それによって走るのを自粛する人もいるかもしれません。

気を使うことはいいことですが、わたし個人の意見としては「バカバカしい」としか思いません。そんなことにビクビクするくらいなら、収束するまで家に引きこもっていればいい。もっとも猛スピードで歩行者を後ろから追い抜くのは、今回に関係なくNGですが。

普通に走ってください。あえてアドバイスするなら、できるだけ人の少ない場所や時間帯を選んで走るくらいのことです。具体的には朝ランですが、朝ランは継続できない人もいるようなので他の時間でもいいとは思います。

禁止になったら室内トレーニングを計画的に行う

もし本当にジョギング禁止になったら、やるべきことは室内トレーニングしかありません。走らないという選択肢ももちろんあります。それで健康を維持できるのであれば別に構いません。でもきっとランナーの多くが不健康になります。

オーバートレーニングで膝を痛めているランナーくらいじゃないでしょうか、走れなくなってメリットがあるのは。

室内トレーニングといっても特別なことは何もありません。

  • スクワット
  • ストレッチ
  • ピラティス(体幹トレーニング)

できるのはこれくらいです。すべて筋肉に働きかけるトレーニングですので心肺機能は低下します。でも室内トレーニングで心肺機能を維持しようと思うと、トレッドミルでも買うしかありません。あと1つのトレーニングを除けば。

そのトレーニングについては次章で説明しますが、基本的にはこれらのトレーニングを計画的に行うしかできることはありません。ポイントは「計画的」というところです。室内ですので天候に左右されません。だから「月曜日はスクワット」「水曜日はピラティス」というように練習を決めましょう。

ちなみに座禅なんかもいいと聞きますが、わたしはあまり得意ではなく継続もできないので「おすすめ」とは言いません。きっと108を超えた煩悩があるので集中できないのでしょう。向いている人には向いているので、気になる人はやってみましょう。

室内でできる有酸素運動は「踏み台昇降」

ランナーは走れないと走力が低下します。筋トレである程度は補うことができますが、有酸素運動もしておかないと走れなくなる前の走力まで戻すのにかなり時間がかかってしまいます。かといって自宅で走れるのはかなりの豪邸を持ってないとできませんよね。

そういう人は有酸素運動を諦めるべきかというと、もちろんそんなわけはありません。適当な高さの段があればそこで踏み台昇降運動をするだけで、十分なトレーニングになります。嘘だと思ったら踏み台昇降を20分続けてみてください。おそらく涙目になるはずです。

スピード感としては下記の動画で紹介されている最初の踏み台昇降くらのペースで行ってみてください。

2つ目、3つ目のトレーニングもおすすめですが、どちらかというと筋トレメニューになるのでプラスアルファを求めたい人のためのトレーニング。有酸素運動で心肺機能を高めたいなら最初の踏み台昇降で十分です。退屈するのでテレビや動画を見ながらでもかまいませんが、姿勢を崩さないように注意してください。

最初はかなりきつく感じますが、走るのと同じで慣れれば苦もなくできるようになります。ジョギング禁止でなくても週1回は取り入れてもらいたいトレーニングですので、自宅に段差がないという人は、3,000円程度の踏み台を買っておきましょう(普段は公園などの段差でOK)。

逆境をプラスに変えられるのが強いランナー

マラソンというのはメンタルのスポーツだと言われています。42kmのあいだで必ず思い通りにならないことが起きます。そういうときに落ち着いて対処できるランナーこそ強いランナーだとわたしは考えています。

それらマラソンだけでなく、人生という大きな枠組みでも同じでことです。ジョギング禁止なんて考えられないことがイタリアでは起こっています。「免疫力がが下がる!」「不健康になる!」なんて文句を言いたくなるかもしれませんが、強いランナーなら決められたルールの中でやれることをまず考えます。

そこに文句を言っても時間の無駄ですし、与えられた環境でベストを尽くすのがマラソンだと知っているから淡々とできることを積み重ねるだけ。

もし、日本でも同じようにジョギング禁止になったとしたら、室内で何ができるかを考えてください。休むのもいいのですが、1週間以上休むと取り返すのにかなりの時間がかかってしまいます。だから、スクワットや踏み台昇降運動を継続してください。

他にも自分が正しいと思うトレーニングがあるなら継続してください。もちろんオーバートレーニングにならない範囲内で。そうすることで走力の低下を最低限に抑えることができ、なおかつ弱い部分の強化もできます。

それを続けられるかどうかは自分次第。

それこそ自己責任です。運動をせずに健康を損なうのは国のせいでも新型コロナウイルスのせいでもありません。やらない自分が悪いんです。まだ対岸の火事で現実感がないかもしれませんが、リスク管理として今から室内でできるトレーニングの準備をしておきましょう。

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