御殿場線ラン【東西対抗東海道53次ウルトラマラソン予行演習】

年末年始に東西対抗東海道53次ウルトラマラソンを走るのに、春から40km以上を走ってないため、走力確認のために御殿場線ランとして国府津から沼津までの66kmを走ってきた。箱根を迂回する形になるコースだが、意外と高低差があり、最大標高が450m以上になる。

60kmの距離をどう走っていたのか、まったく思い出せないのだが、とりあえず朝の仕事を終えて、午前10時過ぎに国府津をスタートした。御殿場線は電車で何度か乗っているが、最初から最後まで乗っていたことはない。ただ、とにかく遠いという印象はある。ただ、どこでもエスケープできるという安心感はある。信号も少ない。

根拠なく60kmくらいは行けるだろうと思っていたが、10kmも走らないうちに、先の長さを思って憂鬱になる。わたしは基本的に距離に対する不安はないのだが、それは頻繁に旅ランをしていたからであって、今年は夏の旅ランをしていないし、そもそも練習すらしていない。

実は前日に5kmのタイムトライアルをしているのだが、まさかの20分台。自分の筋力低下が思いのほか進んでいて焦らされたのだが、頻繁に自転車を漕いでるから、あわよくば持久力は上がっていて欲しいという淡い期待。いや、上がっていないと困る。そうでなければ、とても本番の250kmに耐えられない。

そう考えると御殿場線ランは、軽くクリアしなくてはいけない壁。できるかどうかではなく、やらなくてはいけない。どこまで余裕のある走りができるのか、そしてどこに課題があるのかを探るための1日。正直7時間くらいで走れると予想していたのだが、結果的には9時間かかってしまった。走力としてはそれなりに余裕はある。

まだ20kmくらいは走れただろう。本番は5時から23時まで走ってもいい。初日は8時スタートだが、それでも15時間ある。15時間で90kmならそれほど難しくない。昨日は9時間で66kmなのだから。東西対抗東海道53次では初日に箱根湯本まで走っておきたい。前回は無理に箱根越えをしてしまい、足裏を腫らして翌日からはまともに走れなかったという失敗を踏まえての作戦。

そうなると90kmは走ることになる。東京日本橋からのスタートなのだが、序盤は信号だらけでまともに走れないことを考えると15時間90kmというのは楽ではない。それでもやるからにはベストを尽くしたい。少なくとも今回の御殿場線ランでは、それを実現するだけのポテンシャルがあることははっきりした。

走り出しから「この走り方でいいのだろうか」という違和感があったのだが、これも40km過ぎあたりでしっくりとくる本来のフォームを取り戻して、そこからは下りだったのもあり気持ちよく最後まで走り抜くことができた。長く自転車ばかり乗っていたので、肩が本来の位置よりも前に出過ぎていて、腕振りでバランスを取っていた。これはわたしの本来の姿ではない。

正しい位置に持って来れたのはいいが、筋肉のつき方が変わっているので、これまで痛くならないところが痛むのだが、これは仕方がないこと。あと1週間で直るものでもないので、レース期間は痛みに耐えるとしよう。肩周りのストレッチもこまめにしておけば、少しは改善されるはずだ。そういう課題が見えたのも良かった。

そして何より、やはり持久力そのものは上がっている。66kmがまったく苦痛でない。走っているときはキロ6分を切るペースで無理なく走れている。月間走行距離が100kmにも満たない状況でここまで走れるのは、間違いなくUberEatsの配達の影響だ。失ったものもあるが手にしたものもある。今はあるものを武器にして戦うだけ。

あとは筋肉痛がどれくらい来るか(現時点では膝がやや痛い程度)。90km走って、次の日は走れませんでは話にならない。東西対抗東海道53次ウルトラマラソンは250kmの長丁場。前回みたいな、ほとんど走れずに乗り切るというのは避けたい。いかにして疲労を最小限に抑えるか。いずれ挑む金沢から東京までの500km5日間でも、そこが課題になる。

疲労を残さないためには走り方だけでなく、知識の部分もかなり重要になる。理論的に正しい補給方法と自分の個性を組み合わせて最適解を導く。これはもう走りながらするしかない。今回は沼津手前で空腹になってしまい、補給面は失敗。だが、失敗も経験にするのが練習だ。今回の失敗を活かして、いざ東海道へ。

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