びわ湖毎日マラソンの後継大会ができる?2022年は滋賀に注目!

  • 2021.09.10
  • (更新日:2021.09.19)
  • RUNNING
びわ湖毎日マラソンの後継大会ができる?2022年は滋賀に注目!

捨てる神あれば拾う神あり?その表現はあまり正しくないかもしれませんが、びわ湖毎日マラソンが大阪マラソンと統合された結果、後継大会を滋賀県で開催しようという流れがあります。現時点で滋賀県で開催されているフルマラソンの大会は「あいの土山マラソン」だけ(たぶんそうですよね?)。

「あいの土山マラソン」でもいいのですが、確か5時間制限の大会でのんびり裸足で走っていると足切りにあいます。いや、真面目に走れば良いのですが。単純に選択肢が増えるのはありがたいところ。できれば大津に近いところで開催されると宿も多くて助かります。京都に泊まればいいだけなのですが。

日本記録が誕生したびわ湖毎日マラソンが終了したのは残念ですが、こうして新しい市民マラソンが生まれるなら、それは意味のある終了だったのではないかと思います。そして、トップアスリートだけの大会を開催することがいかに難しいかがわかります。かかる費用と収入のバランスが悪すぎるのでしょう。

そういう意味では市民マラソンというのは、それなりに優秀なコンテンツなのかもしれません(コロナ禍というのを別にすれば)。大きな街で開催して、参加者が宿泊したり食事をすれば経済効果があります。1万人の参加者が飲食代に2,000円使っても2,000万円が使われます。実際には飲み食いもしますし、宿泊もするのでかなりの経済効果があります。

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ここで何度かお伝えしていますが、東京マラソンや横浜マラソンくらいになると、自治体の出したくらいのお金は経済効果による税収で十分にペイできます。税金の無駄遣いと言う人もいますが、実際には税収アップに繋がっている可能性が高く、賢い税金の使い方になります。

もちろんそれと同じことが滋賀県の新しい大会でできるとは限りません。大津で開催するにしても飲食店や宿泊施設も少なく、潤うのは京都のほうが大きいでしょう。それでも地域活性化にはなります。これまで引き継いできた伝統を残すという意味もあるでしょう。びわ湖毎日マラソンで培ってきたノウハウもあるはずですから。

開催されればもちろん参加します。第1回大会は大抵評価が低いものの、大会関係者のやる気も感じられて、第1回だからこその熱も感じられるのが好きなので。問題はちゃんと開催されるのか。2022年にはさすがに世の中が落ち着いているとは思いますが、今よりも悪化している可能性だってあります。

そういう中で第1回開催が中止になるリスクもある中でも「やろうと思います」と手を挙げただけでも嬉しいニュースです。気概のある大会になりそうですし、勝手な願いを書くなら硬派な大会にしてもいいんじゃないかなと思ったり。例えば制限時間を4時間にする。これはかなりハードルが上がりますが、ランナーのモチベーションアップに繋がります。

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さいたま国際マラソンが当初は4時間制限で硬派な大会になる可能性がありましたが、近年稀に見るグダグダな運営。制限時間を伸ばしてみたものの、代表選考会を兼ねていたにもかかわらず不人気な大会に。これだけマラソン大会がたくさんあるのですから、1つくらい本気のランナーのための大会があってもいいんじゃないかなと。

そういう意味では「あいの土山マラソン」の5時間制限はそこそこ硬派です。正直なところ、きちんと練習すればフルマラソンは5時間くらいで走れるものだと思っています。ほとんど練習しない人を救おうとするから6〜7時間と長時間化して、運営も大変になっています。

そうやってランナーを甘やかすから、練習せずにぶっつけ本番でスタートラインに立つ人がいる。ただそれは毎日走れる時間のある人間の言い分で、制限時間の厳しい大会ばかりになったら挑戦する人も減るわけです。だから通常の大会は制限時間が6〜7時間でもいいのかなと。ただ1つくらい厳しい大会があってもいいのかと。

なんせ新しくできるのはびわ湖毎日マラソンの後継の大会なのですから。どういう結果になるのかはわかりませんが、いずれにしても開催は楽しみにしています。実はまだ鮒寿しなるものを食べたことがない(1回あるような気もする)ので、もちろん前泊は滋賀県で、鮒寿しと地酒を楽しみたいなと。2022年の滋賀に期待するとしましょう。

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