夏休みの課題「富戸ヒルクライムで15分台」ラストチャレンジ!これは失敗だろうか……

8月10日から28日までの伊豆高原の宿での宿直では、宿の目の前にある2.5km平均勾配8%の激坂で毎日トレーニングしようと決めたものの、あまりにもハードすぎてポイント練習として考えないとダメだと判断。だったら夏の間にどこまで速くなるか挑戦することに。

最初に走った日のベストタイムが16分41秒だったので、目標設定としては15分台を出すことです。41秒縮めるというのはなかなか高いハードルだと何度か説明したような気がします。そこから20秒、10秒と縮めて、前回は16分11秒まできて、こうなると逆にプレッシャーがかかります。

挑戦できるのは昨日1日だけ。ここでやらなきゃ男じゃないみたいな状況。でも、ここまでトレーニングしてきたらわかります。10秒縮めることがどれだけ大変なのか。しかも前日の10kmジョグは半分近く歩いてしまったほどの疲労具合。

そして今日から東北横断ランをするので、挑戦できるのは2本だけ。そのうち1本は感覚を掴むためのアップみたいなものだから実質チャンスは1回きり。本番に弱いタイプなので、そりゃ胃がキリキリしそうになって、逃げ出したい気分です。

まずはアップの1本目。思ったよりも体が動いて、ゆっくりとですが、確実に坂道を上がっていけます。途中で「ここからペースを上げたら15分台になるのでは?」と左の耳元で悪魔が何度もささやきます。右の耳元で「そうだいっちゃえ」と天使がささやきます。

こういうときは耳を閉じるのが正解。結果的に16分40秒でペースを上げていないのに、初回のベストタイムと同等です。これは期待できるという思いが半分と、ここから40秒縮めるのかと憂鬱な思いが半分。坂道を下る足取りの重いこと。

とはいえ、やるしかないんです。そこまで聞いていたラジオを音楽に変えて勝負モードに。こういうのは集中力が大事なので、気持ちを高めて一気に走り出します。心拍数は明らかにレッドゾーン。でも気にせずグイグイ上ります。

何度も心が折れかけて、しかも吐きそうになるほどの追い込み具合。でも、この1本を走りきれば自信になると信じてペースを落とさずにときに大きな声で自分を叱咤しながら、着実にスピードを上げていきます。途中の1kmが6分ジャストだったので、これをキープできれば15分台に手が届きそう。

でも、そこからはキープではなく攻めの姿勢。失うものなんて何もないのだから、この夏の集大成のつもりでペースアップをして、最終結果が14分43秒……いや、ちょっと待って。10秒とかそんなレベルではなく、1分27秒の短縮。

「おいこら、ここまで手を抜いてやがったな」と言われてもおかしくないくらいの、ちょっとびっくりするようなタイム。手持ちのスマホでもタイム計測していたので計測ミスではありません。ある意味やらかしました。15分台が目標で14分台というのは失敗みたいなもの。

ときどきこういうことやらかすんですよね。自分の能力を低く見積もりすぎる。3日かかると上司に言った仕事を半日で終わらせて、怒られた20代の苦い記憶。それはともかく、15分台にはなりませんでしたが、むしろそれを大幅に上回る14分台。

この記録を今後抜ける日がくるのでしょうか。まだ伸び代はあると思いますし、もう少し涼しい時期なら10秒くらいは縮められそうですが。とりあえず有言実行ということで、今日から気持ち良く東北に向かうとします。

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