ある程度の年齢以降のランナーの走力は経済力が影響する可能性

コンディションがかなり戻ってきたと何度かお伝えしていますが、いろいろ試しすぎて、何が効いているのかわからない状態にありましたが、ふとしたことからサプリメントの効果が大きいのかもしれないなと。具体的には造血の部分です。

回復していないのは血液が足りていないから、老廃物を細胞から取り除けていないのと、酸素がきちんと届けられていないと考えて、鉄と亜鉛のサプリメントを摂るようにしたのですが、もしかしたら隠れ貧血みたいな状態になっていたのかなと。

そう感じたのは、明らかに髪の量が増えているから。私はそもそも髪の毛が多すぎて、散髪屋さんでも切るのが大変と言われていたのですが、最近はそうでもないなと思っていたんです。ところが、ふと髪に手をやると以前のような状態になっていました。

髪の毛が増えているのは血流が改善されたからと考えるべきでしょう。前回髪を切ったのが10月末で、1ヶ月もしないうちに「ちょっと切りたい」状態になっており、これはまぁ間違いないかなと。別にフサフサなのを自慢したいわけではありません。

ランナーというのは、ただ走っているだけなんですが、普通の人よりも体内の栄養成分が抜け落ちやすい生き物なんです。汗で流れ出すミネラルの中に、鉄や亜鉛が含まれているので、普通の食生活だと栄養不足になるわけです。

だからしっかり食べなくてはいけませんし、種類も豊富に摂ることが大事。ランニングというのは5km以上は不健康だと思っていますが、5km以上走ると体内成分のバランスが簡単に崩れてしまうのも、その理由のひとつとして挙げられます。

今回はサプリメントを使ったのですが、正直なところサプリメントなしでコンディションを整えられるのが理想です。考え方が古いのかもしれませんが、体に取り入れるものは、できるだけ食事で完結したいんです。単純にサプリメントは不自然ですから。

ただ、現実的には必要なだけの鉄分と亜鉛を摂取しようとすると、毎日のように牡蠣とレバーを食べ続ける必要があります。そんな経済的余裕はありませんし、同じものばかり食べるのもよろしくありません。そう考えると、ランナーはある程度の年齢になると経済力が走力に影響するのかもしれません。

もちろん練習も必要ですし、そもそも練習時間を確保できるのも、ある程度の余裕がある人でないとできません。私のようにイレギュラーなケースもありますが、その場合は今回のように栄養不足でコンディションを崩すわけです。

とりあえず私はサプリメントの使用を継続することにします。ただ、食事で改善できないかも同時に検討していきたいと思います。裸足ランニングもしばらくは頻度を下げなくてはいけないかもしれませんね。あれは赤血球を壊してしまうので。

汗をかかないというのは無理だし、負荷を下げると必要な走力にならないのでトレーニングメニューはこれまで通り。どこかで速さを追求するのは諦めるかもしれませんけどね。サプリメントを使い続けて速さをキープするというのは、それはもう本質からずれているので。

じゃあ食事ならいいのかというと、それはもう哲学的な話になるので今回は考えないことにします。今週はあるトップアスリートに取材できるチャンスがあるので、そこで栄養についてどう考えているか聞いてみようと思います。

RUNWAY練習会開催中

効率のいい体の使い方を中心とした練習会を毎週水曜日に日比谷で開催しています。記録が伸び悩んでいる人や、ケガをしにくい走り方を身に着けたいという人のための筋トレ&走り方講座中心のトレーニングを行っています。

日時:毎週水曜日19時〜20時30分
場所:国立競技場外周
参加費:2,000円(第1・3水曜日は無料)
申込:こちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次