国宝松江城マラソンから1週間ほどオフにして、ランをお休みしていましたが(UberEatsの配達は2回ほど)、そろそろ動き出せるかと思って、伊豆高原のしごとに合わせて練習再開しました。見事なまでに動けないですね。
少し前に疲労が溜まっている話ばかりしていましたが、またあのときの状態に戻ったようです。もっとも30kmまではちゃんと走ったので、疲労が抜けきるのに少なくとも20日はかかるので、現時点で疲れているのはまだ想定内です。
サッカーをやっていた頃は疲労なんてものはなく、毎日のように追い込む練習をできていましたが、きっと若さゆえの強み。歳を重ねていいことばかりだと思っていますが、唯一つらいのが回復に時間がかかってしまうということ。
日本横断をしたときには、こういう疲労感は残っていないので、ある程度スピードを出したり、休まなくては行けないターンなのに足を動かし続けると、こういう感じの疲労になるんでしょうね。逆に言えば、きちんと休みながらならもっと距離を踏めるわけです。
少し前に國學院大學の平林選手のインタビューをしましたが、学生は1回に走る距離はそれほど長くないんだとか。1日20km走るとしても2回3回に分けて走るからケガをしにくいのではないかと、彼なりのオーバートレーニングに対する考え方を教えてくれました。
日本横断もずっと走っているようで、実はきちんと休憩を入れていますし、負荷をかけすぎたと思ったら歩くなど、高い負荷が続かないようにしていました。でもフルマラソンは手を抜くことがないので、ずっと高負荷が続きます。
これがマラソンのよくないところ。記録を狙うのでなければ、10kmに1回くらいしっかり休んだり、歩いたりしてもいいのではないかと。10kmごとに休憩所のあるエイドとかあったら面白いんですけどね。ベンチとか美味しい地元の食べ物とか。
メロスのように友がゴールで待っているわけではないんです。きちんと制限時間内に走りきれたらOK。だったら、無理にスピードを出さなくてもいいはず。そういえば、年に何回もシューズを履いてフルマラソンを走っているのは久しぶりかもしれません。
いつもは愛媛マラソンとその前のハーフマラソンくらい。基本的には裸足でのんびり走っているのに、なぜか今年はずっとシューズを履いています。シューズレビューをしたいという理由もありましたが、裸足に対する情熱が薄れているのかもしれません。
いや、そんなものはとっくに薄れていて、裸足であることを特別だと思わなくなって久しく、裸足も数あるシューズの中のひとつくらいの感覚なんですよね。とても楽しいいけど、真剣に走るときには適していないから履いていません。
そういえば裸足を発信する人も減ってきた気がします。ワラーチとか一本歯下駄とかはいるようですが、裸足の魅力を熱く語る人が少ない。裸足のコミュニティを抜けたから余計にそう感じるのかもしれませんが、一時期の熱量が感じられません。
どんなものにも波があって、いいときもあれば悪いときもあるものです。それは自分自身のコンディションも同じことで、いいときばかりではありません。必ず悪いときもあって、それがあたり前。悪いときはじっとこらえて波が去るのを待っていればいい。
というわけで12月はのんびり距離を積み重ねていこうと思います。できれば日中に裸足で走りたいところですが、まぁそれもできればでいいかなと。今は慌てず焦らず、コツコツ走り続けるターン。もちろん疲労抜きを意識しながら。