まずは筋肉を緩めてリラックスすることで体を整えることが大事

RUNNING STREET 365でファイテンの商品を紹介して欲しいと依頼があり、その商品説明のために渋谷にあるファイテンのショップに行ってきました。こんなこと書くとあれなんですが、ファイテンはどことなく胡散臭い雰囲気があって苦手でした。

そのイメージが払拭されたわけではないですが、テープを貼ってもらったり、クリームを塗ってもらったりして、確かに筋肉が緩んでリラックスしているのがわかります。それもちょっと驚くレベルで。体の変化についてはそれなりに敏感なタイプなので、間違いなく効果はあるように感じました。

もっとも薬事法の関係で「効果がある」と断言できないのが面倒なんですが、これだけ効果を感じるのに医療品にならない(もしくはしない)のはなぜか気になります。これについては記事にする前に調べておくつもりですが、とりあえずすごいものがあるもんだと感心しています。

ただランナーにとって、体がどのような状態にあることが正解なのかという問題があります。筋肉が緩んでリラックスできる効果があるなら、筋肉にハリを持たせて反発力を生み出すのが難しくなります。静的ストレッチをした後のような状態です。

では常に張っている方がいいのかというと、もちろんそんなわけはありません。走っていないときは緩んでいて、走るときは硬すぎない程度に張っているのか理想。それも走りながら固まってしまわないレベルで。とはいえそれを実現するのはかなり難しいわけです。

おそらくほとんどの人が、緩みすぎているか、張りすぎているかのどちらか。きっとファイテンのアイテムや、ストレッチなどを組み合わせることで、ベストコンディションを保てるようになるのですが、その最適解を見つけるのが難しい。

ランナーの中にはそもそも緩めるのが苦手な人も少なくありません。いや、ランナーだけでないですね。よその国のことは知りませんが、日本人は肩や腰、首などに疲労が溜まっていて、いつも筋肉が張っているケースが多いのかもしれません。

ピラティスの動きにロールダウンというものがありますが、スムーズに体を前屈できない人がほとんどです。もちろん本人はスムーズな動きでないことはわかっていません。動画でも撮らない限り自分の姿を自分の目で確認することができないので。

そして柔軟性がないから体の軸を正しい場所に持っていくこともできず、正しい場所に持っていっても、筋肉が固まってるから、その位置をキープできないわけです。当然走っているときも同じ。軸がブレるから上半身と下半身が連動していないわけです。

なので多くの人がまずやらなくてはいけないのは、筋肉をリラックスさせること。体が本来持つ能力を100%引き出せるようにすることです。そういう意味ではまずは自分で筋肉をコントロールできるのが理想ですが、それを自分でやれる人は限られています。

だからファイテンのアイテムやリカバリーウェアのようなものが売られているわけで、それらを使ってでもいいので体を整える。リラックスさせること。その状態を基本としてトレーニングでは筋肉にハリを持たせる。練習が終わったらリラックスさせるのを繰り返すこと。

筋肉が緊張している状態が長く続かないようにしたいところです。それはランナーにとってデメリットしかありませんので。だからファイテンを使おうとか言いたいわけではなくて、リラックス方法なんて人それぞれでOK。ただ意識することが大切です。

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