なぜかわからないけど筋力は落ちていないらしい【問題は持久力】

昨日、シューズレビューのために最新のアディゼロジャパン(アディゼロジャパン8)を履いたのですが、思った以上にスピードを出せました。正直なところ、今のコンデションだと瞬間風速でもキロ4分ジャストがいいところと思ったのですが、キロ3分を切るペースまで上がって戸惑っています。

もちろん、そんなペースを維持できるのは数十秒なんですが、スピードだけで考えると、シーズン中と変らないというか、むしろシーズン中よりも速いかもしれません。少し前まで足の見た目も貧素になっていましたが、今はベストに近い状態なんですよね。

ただいかんせん体重が重いのと練習できていないのもあって、走れる理由がありません。キロ3分台を出すにはそれなりの筋力がひつようなわけです。でも筋力というのは比較的かんたんに衰えます。反対に持久力が落ちないものというのが科学的な常識。

今の私はその真逆の方向に。考えられる理由があるとすれば、シーズン中がオーバートレーニングになっていたということ。4ヶ月もまともに走っていないことで、足が本来持つ筋力を取り戻した可能性があります。むしろ、それくらいしか理由が思い当たりません。

もちろんアディゼロジャパン8が優れているというのもあります。レビューについてはRUNNING STREET 365に書きますが、スピードを出してもまったくブレなくて、過去最高の仕上がりなんじゃないかというほど、素晴らしいシューズに仕上がっています。

これまで毎朝のジョグに履いていたのですが、スピードを出した瞬間に本性を表しました。ジョグのときは軽くて走りやすいくらいでしたが、スピードを出したらとんでもない加速力と安定感。まさに羊の皮を被った狼です。

そういうシューズを履いたらか走れたというのもありますが、やっぱりどこか腑に落ちないところがあります。もしオーバートレーニングで筋力が落ちていたとするなら、来シーズンから愛媛マラソンが終わったら、2〜3ヶ月は完全にオフにするくらいのことをしなくてはいけないことになります。

ランナーというのは走っていないと不安なんです。それを2〜3ヶ月も休むなんて耐えられる自信はありませんが、長く走り続けたければ必要なことなのでしょう。ただ、健康維持もあるのでやっぱり朝ランだけはすると思いますが。

いずれにしても、こういう状況でも得るものはあるのだなと変なところに感心してしまいました。走れなくても学ぶことがある。ランニングに関しては生涯学習を続けていくことになるのでしょう。走ることをやめなければ。

こういう小さな希望があるだけでも、ちょっと元気になれるもんです。何度も書いていますが、私は走ってなんぼの人間。走っていないと倒れてしまう。泳ぎ続けなくてはいけないマグロみたいなものですね。そう考えると走れなくなって、ヨロヨロになるのは当然のこと。

まだキロ3分台を出せるというのは、私にとって希望以外の何物でもありません。これだけで勇気を持って検査結果を聞きにいけます。何があっても「まだキロ3分台で走れるから」と思える。なぜそれが支えになるのかは自分でもよくわかりませんが。

このスピードを出せるなら、きっと朝ラン以外もできそうな気もします。ただ、オーバートレーニングにならないように気をつけながら。もちろん検査結果次第というのは変わりませんが。どうせ倒れるなら走りながら……は迷惑だからやめときます。

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