いかにして心拍数を上げないようにするかが次の課題

以前から少し気になってはいたのですが、いわて盛岡シティマラソン、台北マラソンを経て、心拍数の管理が大事ということを確信しました。正確には心拍数の変化ですね。この2つのレースでは心拍数が右肩上がりで、レッドゾーンに入った直後に失速しています。

心拍数をきちんと意識したことがなかったのですが、後半に向けて心拍数が上がっていくのは理屈の上では理解できます。足が動かなくなっているのに、同じペースで走ろうとするから力を出そうとする。その結果、体が酸素を欲するので心拍数が上がります。

問題は42.195kmに到達する前にレッドゾーンに入っているということです。回避する方法はペースを落とすか、心拍数の上がり方がもっと緩やかになるようにすることです。前者は自分のポテンシャルを引き出すために必要で、後者はとにかく鍛えるか痩せるかしかありません。

今回足りないと感じたのは、長い距離を走る練習。スピードそのものは85%くらい戻っています。直前にやったタイムトライアルで1kmを3分40秒で走れているので。でも、長い距離の着地衝撃に慣れていないから、耐えきれなかったというところ。

またスピードを出す練習もしていません。せめてHIITくらいはしておくべきでした。HIITをすると、心肺機能が向上するのですが、おそらく心拍数の上がり方が少し緩やかになるのだと推測しています。わずかでも傾斜が緩やかになるなら、やる価値はありますか。

やる価値があるというより、「やる」しか選択肢がありません。愛媛マラソンに向けて長い距離を走るほど時間に余裕はないので、筋トレとHIIT中心のトレーニングメニューになります。まったくもって、長距離のトレーニングに思えませんが、今は藁をも掴みたいところですから。

そしてずっと言ってることですが、やはり痩せなきゃ話になりません。しばらくは練習しなかった日の夕食を抜きにするなど、本気で減量しなければ、愛媛マラソンは悲しい結果になります。少なくともあと3kg痩せないとアスリート枠の確保は無理です。

逆に言えばそれさえしっかりやって、あとはレースで心拍数に注意して走れば、サブ3.5に到達する可能性があります。そこまでちゃんと割り切って走れるかどうか。とはいえ、やるしかないので、しっかりと心も鍛えておこうと思います。

それにしても「心拍数」については、「最大心拍数の◯%まで」みたいに言われいるものの、右肩上がりに高まるとか、レッドゾーンに入ったら足が止まるなんて話は聞いたこともなく、私だけのことなのかもしれません。ただ、みんながなるなら話は変わってきます。

自分なりにNGとなる心拍数を把握しておき、レースではそれを超えないように微調整すれば、失速することなく走り切ることができます。逆に限界心拍数を把握してないと、行き当たりばったりのレース展開になって、成長することがありません。

心拍数については、もう少し自分なりに勉強しなくてはいけませんが、ペースよりも大事な指標であることは間違いありません。もっとも悩ましいのは、ランニングウォッチごとに心拍数の表示が多少変わるということ。絶対値で語るのが難しいんですよね。

だから、使っているランニングウォッチにおける自分の限界は、自分で探さなくてはいけないので、教えるのも簡単ではありません。とはいえ、来年2月から練習会やパーソナルトレーニングをするにあたって、自分なりの武器がまたひとつ増えたのは喜ばしいこと。「心拍数」を大きなテーマとして、しっかり取り組んでいこうと思います。

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