第1回ハローキティラン〜限界突破のその先へ〜

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ウルトラマラソンの盟友であり、先輩でもある三州ツバ吉さんに誘われて第1回ハローキティランのリレーマラソンに参加してきた。この大会は台湾でダイブレイクした人気イベントが日本に上陸したもので、ハローキティ好きのランナーが集まるイベントだ。リレーマラソンは42.195kmを仲間とタスキをつなぐ駅伝方式だ。

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ランナーごとの走る周回数は自由でいい。1周走るごとにメンバーを代えるのが理想だが、チームそれぞれに思惑がある。わたしが参加したRUNツバッ!チームは6人の参加だが、1人はほとんど走らないけど参加してくれた人で、肝心の三州ツバ吉さんはおそらく踵にヒビが入っている状態。体調不良が数名…完走すらあやしい。ちなみに制限時間は4時間半。

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大会としてはファンランのイベントだけれども、そういうところにも速い人はいるもので、1周2kmを8分以下で走っている人がわりといる。優勝チームはおそらく平均がそれぐらいのペースだったようだ。逆に言えばそのレベルでも優勝できてしまう。速さを競うというよりは走ることを楽しむ大会だろう。

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2kmのコースとはいえ、アップダウンがけっこうある中級者向けのようなコース。2kmを8分以下と書いたが、実はこれがかなり難しいタイムだったりもする。会場になった東京サマーランドの遊園地内を走るので小さなカーブが連続したりもする。前日の雪の影響か下り坂では何回かスリップしてしまった。

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チームでタスキをつなぐので速い人もいればそうでない人もいて、結果が重視していない。みんなが楽しめたか、自分がベストを尽くせたかというのことが大事。リレーなので自分のベストというよりはそれ以上の結果が必要だ。仲間が待つという思いは自分の限界を突破させてくれる。

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わたしにとっての最終周、4周目でこれまでで一番のタイムを出すために懸命に走った。3周目を終えた段階で胃の中がひっくり返るような気持ち悪さがあったが、かなりいいペースで走ってきた。よし、これで自分の役割は終えたと思ってリレーゾーンに走りこんだら…いない。交代するはずの三州ツバ吉さんがいない…

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焦ったが、近くにいる気配すらないので追加でもう一周。これがもう、すごかった、自分の中では絞りきったと思ったあとの1周。まずは冷静になること、そして今できるのは何かを考えた。同じペースで走ることは出来ない。でも、ペースを落としすぎてもいけない。絞りきったあとの1滴をいかに効率よく使うか。

限界突破のその先へ…だ。

個人的なタイムをまとめておこう。

1周目:7分45秒
2周目:8分34秒
3周目:8分00秒
4周目:7分35秒
5周目:8分24秒

2周目が遅いのは、これも次走者がリレーゾーンに待機してなくて、たまたま近くにいたわたしが代わりに走ったため、交代に手間取ったのとストップウォッチをスタートできなかったせいもあってペースが乱れたせい。4周目のタイムには納得している。走りそのものも無駄がなくいい走りが出来た。

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チームとしては3時間36分56秒で78チーム中28位。悪くない、いやかなりすごいと思う。 やっぱりRUNツバッ!はちょっと普通じゃない。駅伝ならではの楽しみもあったし、みんな懸命にタスキをつないだ。記録を狙ったわけでもないのに、この結果は胸を張っていいと思う。

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大会そのものは…う〜ん、来年以降開催されそうにもない感じがする。リレーマラソンの募集チーム数は1000チーム。それに対して参加したのは78チーム。想定外もいいところだろう。こんなマラソンシーズンのまっただ中に東京のはずれ八王子のさらに向こうでで開催してもこんなもんだろうと思うけど、盛り上がりに欠けすぎだ。

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歌手の華原朋美さんがゲストランナーというのは華があったが、言い方は悪いが落ち目の芸能人でもある。あたり前だが華原朋美さんの写真撮影はNG。そんなこと言えるようなポジションじゃない気がするんだけれども一度てっぺんを見た人、もしくはその周りの人は周りが見えなくなるんだろうね。どんどんネットで広めるほうがいまは効果的なんだけど。

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この大会は春にお台場とかサンリオピューロランドなんかでやれればすごく人が集まる。時期と場所が悪い。まぁ楽しめればわたしとしては問題ないんだけどね。チームが一体になって走り切れたし、そのおかげで来週の青島太平洋マラソンへのいい仕上げになった。個人的にはこの上なく楽しい時間だった。できることなら来年以降も…と思うが、こればっかりはね。

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