マラソンの新しいカタチ 日本IBMマラソン知っていますか?

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一部ネットニュースでも取り上げられていたので知っている人も多いかもしれないが、今月10月17日に都内で日本IBMマラソンが開催された。これは一般のランナーが参加するものではなくIBMの社員とその関連会社や取引先業者が参加できるマラソン大会だ。

詳細は下記リンク先を読んで欲しい。

与那嶺社長も参加–日本IBMマラソン大会に見る社内コミュニケーションの意味

バブルのころ、日本の大企業は会社の運動会を開催していた。社員が一丸となって何かを成し遂げるために必要な行事で当時はまだ会社の成長に必要なイベントのひとつだった。

そしてバブルは崩壊し、経費削減の煽りを受けて会社で運動会を行うことはなくなってしまった。最近また運動会を始める企業が増えているようだが、時代はまた社員同士の繋がりを求めているのかもしれない。

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そこでこのIBMマラソンだ。この大会は今年で3回目。バブルのころの社内運動会とは違い、社員が強制的に走らされることはないという。そして、社員だけではなくグループ会社も取引先業者もというのが面白い。

運営はIBMのランニング部が行っていてそれなりにノウハウも溜まりつつあるのだとか。

来年はIBMグループ以外の企業にも呼びかけを行い、将来的には自由に誰もが参加できるイベントにしてく方針なのだとか。これはマラソン大会の新しいカタチと言ってもいいかもしれない。

マラソンはトップランナーは別として市民ランナーは仕事とは相反するところにマラソンを位置づけている人が多いのではないだろうか。わたしは会社員のころ「平日は土日の疲れを癒やすためにある」と言い張っていた。

これまでのマラソンはいたって私的な要素が強かったのだが、このIBMマラソンは仕事と私的な部分が融合し、そして広がっていく感じがするのだ。社内に走る仲間がいることは間違いなく会社にも個人にもプラスになる。

IBMはマラソンを上手く活用することで、バブルのころのような一体感を社内やグループ内に作り出している。

マラソンにはまだこんな可能性があるのだと気付かされたイベントだ。そういえば24時間マラソンに会社の仲間で出ているグループがあったりする。これからはもしかしたら社内部活が流行るかもしれない。

企業は特定のアスリートだけではなく一般の社員のために活動費をサポートしたりするようになる可能性は高い。もちろんマラソンだけではなく、サッカーや野球なども会社単位の部活として盛り上がる可能性がある。

社員がのびのびと体を動かせる環境を整える企業が評価される。そんな時代がすぐそこまで来ている気配を感じている。

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