フルマラソン終盤、気合と根性で走るその前にすべきこと

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フルマラソンの30kmを超えたぐらいから体が思うように動かなくなった経験のある人、結構いると思います。残り12km「ここからがマラソン」と自分に言い聞かせて気合と根性で走り始めていませんか?

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でも気合と根性はちょっと待ってください。その前にすべきことがあります?

そもそもフルマラソンの終盤を気合と根性だけで乗り切れたら、あんなにも多くのランナーが30km以降で歩いてたりしませんよ。気合と根性を使って走れるのは2kmぐらいがいいところではないでしょうか。

それ以上の距離を無理やり力で走ろうとすると、足はさらに固くなり、気持ちで走ろうと思っても足がまったく動かなくなって、歩くしかできなくなるのです。

30km前後で辛くなったとき、すべきことは「力を抜くこと」です。決して歩けと言っているわけではありません。力強く走ろうとしている状態から抜けだして、体を柔らかくすることを意識してみてください。

特に足首とふくらはぎを脱力すると効果的です。まるでスタート直後のようなスピードが戻ってくるはずです。

痛みや辛さと向き合うときに、力を入れるのではなく「力を抜く」のです。

脱力するとスピードが落ちてしまうのではないかと不安になりますよね。でもまず間違いなく力で乗り切ろうとする走りよりは速いスピードを維持しながら走ることが出来ます。

体の緊張を解いて、本来の自分のフォームを取り戻すこと。そのためにはリラックスすることが大切です。できることなら気合と根性は使わずにゴールするのが一番です。

気合と根性で力強く走ってしまうと翌日にひどい筋肉痛になってしまいますからね。リラックスして走れば筋肉痛もかなり抑えられるはずです。

でも、これ言葉にするのは簡単ですが、実践するのはものすごく難しいことです。普段の練習から力を抜くことを意識していないと人間の本能として「痛い」と思ったら力を入れてしまいますから。

もしマラソン終盤できつくなったら一度試してみてください。辛いときは速く走ろうとするのではなく、力を抜いて軽く走ろうとしてください。これまで以上に楽に完走できるようになります。

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