大いに反省しているし、反省については後で書きますが言い訳だけひとつ。胃潰瘍が絶賛大活躍モードに当日の朝から入っていました。前日の夜ぐらいからおかしくはあったのですが、朝起きてすぐに胃潰瘍が全力で暴れます。
香港マラソンは愛媛マラソンの練習のための大会のつもりだったのですが走り始めて3kmの地点で練習にもならないことを悟りました。体がこれまでになく動かないのです。
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裸足ランナーがシューズを履くことの難しさ
「裸足ランナーたるものどんなシューズでも履きこなせるべき」というのがわたしの持論です。愛媛マラソンはサブ3を狙う大会なので、当然(何で当然だよと他のハダシストに怒られそうですが)シューズを選びます。実はこのシューズ選びの時間がなくて結局水曜日にシューズを購入。一度も履いて走らないまま香港入りです。
左足はわりと早くに足に馴染んだのですが右足がどうも調子悪くて親指の付け根をシューズが刺激します。それでも前日少し歩くことで右足もなじませることはできたのですが、手足のように使える状態からは程遠い状態です。借りてきた猫状態のシューズ。とにかくソールが薄くてドロップも少ないシューズを選びましたが、これがなかなか難しい。
結果的にはシューズを履いての練習をしなさすぎて筋力不足が上手く走れなかった原因です。裸足で走るようにシューズで走ればいいと思うかもしれませんが、簡単そうでそれが一番難しいことです。スピードを出さないのであれば出来なくはないのですが、裸足でフルマラソンは5時間でいいやと思っているわたしにとってはサブ3のスピードはやはりシューズに頼る走りになります。
やっぱりシューズは難しいですね。あと3週間でフォームを安定させるか、筋力をつけるかの腹をくくる必要があります。いやそもそもレース4日前に本番履くシューズを買うことが舐めすぎています。しかも試走は香港に来てからの1kmもない公園を1周だけ。
香港マラソンを走るにはとにかく練習が必要
新年の大阪から伊勢神宮までの170kmの初詣お伊勢参りランの疲労がまだ足に残っていたのもありますが、お伊勢参りランのあとにろくに練習をできてなかったというのも香港マラソンを舐めていましたね。わたしは基本的にコースマップも高低差も見ないでフルマラソンに出るので、香港マラソンはもっと簡単だと思ってました。
いやいや、万里の長城は別としてあれだけテクニカルなコースは過去にないかもしれません。下関海響マラソンの後半部分だけをさらに1.5倍テクニカルにしたようなコース設定。うねるようなハイウェイが香港マラソンのコースです。ここを走り切るのはきちんとした練習が必要です。いろいろ理由をつけて練習をサボってしまった過去の自分を蹴飛ばしたい。
マラソン後に参加した香港在住の日本人ランナーたちのランニングクラブ明走会と他の地域の走友会の人たちの打ち上げで、一人ひとりのモチベーションの高さに中途半端な気持ちで挑んだ自分に怒りと悔しさが沸いてきます。彼らと同じようなモチベーションで挑まなかったことをわたしはこれから1年間持ち続けることになるのです。
必ず来年香港マラソンに戻ってくる
胃潰瘍が大暴れして痛みとの戦いであったとはいえ、ここまで不甲斐ない自分を感じたのはマラソン人生で初めてのことです。走れない体、簡単に折れてしまう心。そんな自分を認めるわけには行きません。
来年も必ず香港マラソンに帰ってきます。今回は4時間25分35秒(4時間23分38秒)という結果でしたが、3時間30分以内は当然として、それよりも「走り切る」ことを目標にしっかり走りこんできます。タイムがどうとかそんなことどうでもいいです。香港マラソンをねじ伏せることができるかどうかだけがこれから1年間ののわたしのテーマになりました。
本当に悔しい気持ちでいっぱいです。こんな思いは二度としたくない。せっかく独立して走れる環境を整えたのだからもっと甘さを捨てて走りこみます。
まってろ香港マラソン。次回は必ず走りきってみせるから!
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