愛媛マラソン、2週間前の香港マラソンでのひどい結果を踏まえて、サブ3狙いなどとたわ言を申すのではなく現実的に3時間30分以内の完走者に与えられるアスリート枠狙いです。
とはいえ香港マラソンもネットタイムで4時間23分38秒。コースが違うとはいえ2週間で1時間縮めなくてはいけません。いくらわたしが奇跡を起こす男とはいえ同じように挑んだのでは無理です。
香港マラソンでは6分/kmのスピードすら出せませんでした。
そこでわたしは、これまでと違うフォームを採用して、とにかくスピードを出すためのギャンブルに出ます。詳細はまた記事にするとして、そのフォームであれば5分/kmよりも速いスピードが出ます。
でもその走り方で長い時間走ったことがないというのが不安要素。ただスピードが出ないことには話しにならないので、そのフォームで行けるところまで行く作戦です。
スタート時の気温は3℃。かなり低めですが、前夜に降った雨の影響で湿度が少し高めなのか寒さはあまり感じません。ただ、スタート位置のアスファルトはガンガンに冷えてて、号砲を待つまでの間、どんどん足裏が冷えていきます。
そんな状態になるとヨーイドンで、いきなりは走れません。3kmぐらいまで足はかじかんだまま。それでもスピードは4:40/km出ています。狙いは4:50/kmだったのでスピードを出しすぎていますが、まだスピードのコントロールができません。
というわけでそのまま突っ込みました。最近、足が攣りそうになることが多いので、エイドで塩があるときは塩を舐めながら進みます。ただし、水分は少なめ食料は銘菓も含め摂らない作戦。
コースは前半向かい風で、まともに受けると20秒/kmぐらい遅くなるので、人の後ろに隠れる作戦。それがうまくいっていたのは20kmまで。そこでさらに強風に押されて一気に5分/kmまでスピードが落ちます。
折り返して追い風になってからスピードを戻すものの、再度折り返しで完全に撃沈。あっという間に3時間半のペースランナーの集団に抜いていかれます。でも追う力は残っていません。
そこからはもうガマン大会です。28km地点で完全に足を使いきってしまったので、スピードに乗ることもできませんし、ゆっくりでも走り続けられません。とにかく我慢して足の回復を待ちます。
このままだとサブ4も危うい気がしましたが、なんとか走れるレベルにまでは回復したので、あとはもう気持ちだけ。4時間以内が見えてきたので、次の目標は3時間45分以内の完走。それには最後の2キロを6分/kmのスピードで走ることが必須。
残り1kmまではいいペースではしれましたが、ここで残り僅かなエネルギーも切れてしまいます。ガクッとスピードがまた落ちたものの、そこはやればできる子。3時間44秒42秒(ネット3時間44分07秒)でゴール。
あ・・・危なかった。
とにかくアスリート枠はこれで剥奪です。でも光はあります。増えすぎた体重を落とせばそれだけで3時間半以内は余裕ですし、きちんと練習をすれば3時間台前半も見えてきます。
筋肉の疲れ方も理想通りの疲労の仕方。筋力持久力が足りていなかっただけでフォームはこのまま詰めていくイメージでしっかりいけばかなりいい走りができそうです。今日の結果はいまの自分の立ち位置。ここからいかにして這い上がるかです。
なんてたって2週間で45分も記録を縮めた男ですから!
ということでリベンジの場は東京マラソン・・・ではなく長野マラソン。全力で自己ベスト狙いに行きます。
コメント