魅せるマラソンがそこにはありました。今年のTBSオールスター感謝祭のマラソンはもはや芸能人のお遊びのマラソン大会ではなくなっていました。そしてその中心にいたのが、わたしの心の師匠「森脇健児」。
今田耕司の一言により、芸能人が山の神「神野大地」に負けたら森脇健児がまたしても赤坂5丁目ミニマラソンの引退をしなくてはならなくなったことで、今年の赤坂5丁目ミニマラソンの雰囲気が大きく変わりました。
うがった見方をするならば、森脇健児の引退を賭ける展開は台本通りなのでしょう。そこはテレビですから。そして引退したとしても、復活を賭けた企画で盛り上げるのでしょう。
いつの間にか森脇健児は赤坂五丁目ミニマラソンにはいなくてはならない存在になっています。
森脇健児の赤坂5丁目ミニマラソンへの想いは半端なものではありません。不祥事もスキャンダルもなく芸能界から干されていた2003年に巡ってきたラストチャンス。森脇健児は優勝し、再ブレイクへの道はそこから始まりました。
森脇健児のtwitter (@kenjiimoriwaki)を見ていると分かりますが、練習量が芸能人とは思えないほどでとにかく地元の京都嵐山の坂を走り続けています。森脇健児はこの赤坂5丁目ミニマラソンのために毎日を過ごしています。
そして赤坂5丁目ミニマラソン前のVTR、「赤坂五丁目には神がいます・・・僕です」発言。久しぶりに大笑いしました。食べていたパスタを盛大に吹き出してしまいました。
森脇健児の名誉のために言っておきますが、TBSPオールスター感謝祭のキャラクタが彼の表の顔ではありません。普段はもっと兄貴肌の熱い兄ちゃんです。
でも、いま思えばこれまで以上の練習を積んで今年は自信があったのでしょう。
今田さんの森脇健児いじりはそれはもう芸術的ですが、全員がゴールした後に今田さんが森脇健児いじりをすることができないほどの雰囲気が会場を支配していました。
スタート前、毎年うざいほど熱く気合の入っている森脇健児の魂が、明らかに他の芸能人ランナーを刺激していました。本当に漫画のような世界でした。
その中でも優勝したKAT-TUNの上田竜也くんは「あ、こいつが勝つ」とわかる面構え。彼はファンや先輩後輩のためと言っていましたが、森脇健児に刺激されているのがわかります。
逃げる上田竜也くん、それをコツコツ追いかける森脇健児、そして人間離れしたスピードで駆け抜ける神野大地くん。想像以上の森脇健児の仕上がりにわたしは目を奪われてしまいました。けっして慌てないベテランらしい堅実な走り。
そういえばスタート前には神野大地くんが気になる選手に森脇健児をあげていましたが、社交辞令ではなく本当に何かを感じていたのかもしれません。
結局、森脇健児は神野大地くんに抜かれ、3位でフィニッシュしましたが正直「自称・赤坂五丁目の神」の名に恥じない走りでした。そして何よりも過去最高と言ってもいいレース展開を作り出したのはまぎれもなく森脇健児でした。
今回のテーマは勇気を持って楽しむ!
でした、練習もしたから少しだけこのレースを楽しんでみようと思いました、努力は裏切らない!練習は裏切らない!走った距離は裏切らない!素直!謙虚!感謝! pic.twitter.com/3QZ6VANlT4— 森脇健児 (@kenjiimoriwaki) 2016年4月9日
ゴールにも心が震えましたが、わたしが一番心に残ったのはマラソンのスタート前に準備のためにスタジオからはけるまえに、MCの1人である島崎和歌子さんにお礼を言いに行っていたシーンです。
森脇健児がいつも口にする「感謝」は決して薄っぺらいものではないのが映像から伝わってきます。森脇健児が再ブレイクした理由は心からの感謝の気持ちを持ち、それを行動に移してきたからでしょう。
オールスター感謝祭の司会の和歌子さん、今田さんのコンビは愛があって大好きです、スタジオに入るとき必ず全員を、出迎えて頭を下げている今田さんの姿勢は頭に叩きつけています、テレビにはけして写らないこの礼儀を僕はいつも見ています、和歌子さんは常に本番中は全体を見ています、 — 森脇健児 (@kenjiimoriwaki) 2016年4月10日
その全体を見渡して、空気を読んでいます、そして笑うとこまた、泣くとこは誰よりも感情移入してくれます、出演者にとっては最高のコンビです、この二人を支えるスタッフも変人の集まりだからこそ、こんな楽しい番組ができるのでしょうね、大好きな番組にまた秋にも参加させてもらえます、感謝
— 森脇健児 (@kenjiimoriwaki) 2016年4月10日
49歳にして進化を続ける男。今でもわたしに刺激を与え続けてくれる森脇健児。
森脇健児という男に出会えたことをに感謝した夜でした。
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