本当はまだ記事にするようなことではないのですが、自分の頭の中を整理するためにも、体の感覚についての新しい発見について書いておきます。
ランニングをする時の姿勢は、頭頂を上から糸で引っ張るようにするといいと言われています。以前の100mの世界王者も同じようなことを言っています。背筋を伸ばして、腰を高くするというイメージでしょうか。
わたしは背筋は伸ばして、重心は低くを意識しているのでこの考え方とは少し違います。腰は低ければ低いほどスピードが出るというのがわたしの実感ですが、これはあくまでもわたしのフォームで走った場合です。
そして今回は腰の位置は、たぶんそれほど関係ありません。「たぶん」というのはまだ走って試していないからです。
だからまだ記事にするようなことではないのですが、どうも今朝から体の中の気が抜けて、もしかしたら万里の長城マラソンまで走れない可能性があるので先に記事にしています。
頭頂を一本の糸で引っ張るのではなく、体内から螺旋を描いて頭頂を伸ばす感覚
これでは何を言っているのか分からないかもしれませんね。順を追って説明していきます。
今日は2ヶ月に1回行っているピラティスの教室でした。そこで理想的な座位での姿勢についての説明がありました。いつもは「骨盤底筋にある水をストローで頭頂に吸い上げるイメージ」と言われていたのですが、今日は「まっすぐ引き上げるのではなく、螺旋を描くように骨盤底筋にある水を引き上げる」と言われました。
するとどうでしょう、体が驚くほど安定してまっすぐになります。体内に時計回りの渦を作ってそれを引き上げる意識をするだけで、安定感がまったく違います。
ピラティスの先生はこの感覚をスピリチュアルな感覚のある人から教わったそうですが、その人曰く「チャクラが上がっていく感覚」だそうです。
チャクラというような言葉を使うと、スピリチュアルアレルギーの人は「胡散臭い」と思うかもしれませんが、言わんとすることは理解できますし、体感することもできました。
そしてわたしはひとつの仮説を立てました。
螺旋の意識でこれほど体が安定するなら、体を螺旋の意識でコントロールすれば、もっと動きが安定するのではないか。走りがもっと変わるのではないかという仮説です。
例えば着地のときの力の伝達を螺旋の意識で行うとどうなるか。とても気になります。
ただ、この螺旋の意識はかなり集中力を使います。理想は無意識で意識するという禅問答のような状態なのですが、通常からこの螺旋を描くことができれば、面白いことが起こりそうな気がします。
とりあえず、すぐにできそうな螺旋の感覚の掴み方だけ伝えておきます。
1.椅子に浅く腰掛ける
2.椅子とお尻の間で渦をイメージする
3.その渦の先端をゆっくりと螺旋を描きながら引き上げる
体の内部から体全体を押し上げる感覚です。同じことを手のひらでも行うことが出来ます。手を壁に垂直に押し当ててください。まずはまっすぐに押して、そのあとに渦から螺旋を意識して押してください。
伝わる力がまったく変わってくることを感じられるはずです。螺旋は時計回りです。興味がある人は反時計回りもやってみてください。力が伝わらずに逃げていくのを感じられるかもしれません。
注意してもらいたいのは、実際に捻るのではなくあくまでも感覚の世界であるということです。
そして感覚の問題ですので誰もが感じられるとは限りません。そして何よりも走りに活かせるかどうかもわかりません。どう活かすべきなのかもわかりません。すべてこれからの課題。
これを習得したところで速く走れるようになるとも限らないので、あくまでもそういう感覚があるということを知っておいてもらえればと思います。これからわたしが自分で人体実験を行なってなんらかの報告ができるかと思います。
わたしはランニングに速さではなく、上手な体の使い方を求めています。自分の体の可能性をどこまで引き出せるかということに興味があります。
ですので、この感覚はわたしにとって今年一番の驚きです。
これも推測ですが、螺旋の意識が体の連動になんらかの影響を与えているような気がします。早く試したいのですが、なぜか体の中が空っぽでエネルギーが全然ないので、今日は練習お休み。
万里の長城マラソンに行く前に何か気づきがあればまた報告します。
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