
愛媛マラソンが終わったら、1度自宅に戻ってきてから大阪向かい、ステアクライミングレース(階段マラソン)に参戦します。体重はそこそこ軽いでしょうが、愛媛マラソンでオールアウトしているはずなので、今回も結果は期待できず。
そういうときは、できるだけ安く大阪まで行きたいところ。大阪での宿泊は叔母の家に泊めさせてもらっているのでそれだけでもとても助かっていますが、問題は交通費。ただ、最近YouTubeなどでも格安移動の動画などが増えてきて、どうやらさまざまな方法でコストダウンできるようです。そこで今回は小田原から大阪というニッチな移動方法を安くする方法を調べつつまとめていきます。
小田原から大阪までの定番の移動方法と料金

まずは一般的な「新幹線・飛行機・夜行バス」の料金について見ていきましょう。
小田原から新大阪まで新幹線指定席で12,850円
小田原駅から新大阪駅まで最も快適なのは、ひかりに乗って乗り換えなしで行く方法ですが、ひかりだと東京発になっていることが多く、自由席が空いていない可能性があります。こだまも不安ですので、私はいつも指定席で移動しています。普通席と指定席の金額はそれぞれ下記になります。
小田原から新大阪まで新幹線を使った場合の片道料金
新幹線指定席:12,850円
指定席自由席:12,320円
この金額差なら確実に座れるほうがいいですよね。1度だけ新横浜から京都まで立ちっぱなしというのを経験していますが、ただのトレーニングになってしまいます。移動中は仕事時間でもあるので、作業できないというのも致命的ですし。
新幹線指定席を往復で利用した場合の料金は、25,700円になります。正直、出せない金額ではないのでいつもはこれを使っています。飛行機の場合はこれよりも高くなることもありますが、イレギュラーなことでもない限り、料金としては一般的にこれがMAXです。
ちなみにひかりなら2時間20分、こだまなら3時間16分かかります。ひかりのほうがいいと思うかもしれませんが、乗車時間は仕事時間であり、乗車時間が長いほど作業ができます。しかも早く終わればビールを1杯なんてこともできるので、あえてこだまに乗ることもしばしばあります。
時間がかかっていいなら飛行機もあり
新幹線よりもスピードが出て、さらに安く移動できる方法がひとつあります。それが飛行機なのですが、少しでも安く行こうとするとLCCを使うことになります。LCCは基本的に成田空港に向かわなくてはいけないのですが、小田原から成田空港までの移動が大変です。
小田原から新大阪まで飛行機(LCC)を使った場合の片道料金
8,000〜13,000円
フライト料金:5,300円〜10,000円
小田原から成田空港までの料金:2,608円(最安値)
安いフライトがあれば片道で約8,000円で移動でき、さらにLCCのセールを使えば6,000円台でも行けてしまいます(各空港からの移動費も発生しますが)。
これは魅力的と思うかもしれませんが、小田原から成田空港まで最安値で行こうと思うと3時間かかります。成田空港なので1時間前に着くとして(空港内の移動が長い)、フライト時間は1時間45分。トータルで6時間近く見込んでおく必要があります。
それでもバスや車よりは早いので、往復料金が16,000円程度に収まるなら「あり」です。約1万円も安くなるなら、むしろ許容すべきです。個人的な問題としては、移動中にスマホでしか仕事ができないという点でしょうか。出張などで移動しながら仕事をしたい人には不向きかもしれません。
ちなみに鶴巻温泉からなら、成田空港まで1,805円(約3時間)で行けてしまうので、かなり有力な選択肢になります。冬の移動は上着にあれこれ仕込めるので預け荷物なしでもいけますし。
寝ている間に移動できるのが魅力の夜行バス
格安移動の王道は夜行バスです。小田原から大阪までの直行便も出ていますし、新宿や横浜に移動して夜行バスに乗ることもできます。夜行バスは乗車日によって価格がかなり異なりますが、料金相場は次のようになります。
小田原から新大阪まで夜行バス(3列シート)を使った場合の片道料金
7,000〜14,000円
片道で7千円から1万円ですので、往復なら1.4万円から2.8万円ということになります。新幹線よりは安いものの、基本的には飛行機と変わりません。夜行バスのほうがいいのは、何といっても寝ている間に到着するという点にあります。
最近、アイマスクと耳栓で快適に眠れることを知ったので、睡眠環境としてはそれほど悪くありません。ただ、到着日に仕事にならない可能性はあるので、用途によりますが、片道のみ夜行バスというほうがいいかもしれません。
安さだけなら昼間便のバスを使うというのありです。昼間のバスなら寝ることが前提ではないので、4列シートでも問題ありません(トイレ付で通路側を確保できるなら)。ただ、会話もなく9時間以上も乗り続けるので、9時間をただただ消費することになるので、あまりおすすめではありません。
ただし、往復で1.4万円以内に収まるので選択肢としては覚えておくといいかもしれません。
イレギュラーな方法で小田原から大阪まで格安移動する方法

ここまでは、いたって普通の移動方法を並べただけですが、実はイレギュラーな方法を使うことで、小田原から大阪まで格安で移動する方法もあります。どのような方法で移動できるのか見ていきましょう。
スマートEXサービス
新幹線を安く利用する定番の割引サービスではありますが、小田原から大阪まで移動するとなると、かなりお得になるチケットがあります。それがEXこだまグリーン早特3です。
小田原から新大阪までEXこだまグリーン早特3を使った場合の片道料金
11,100円
なんと小田原から新大阪まで、片道11,100円で行けてしまいます。しかもグリーン車を利用するのに、指定席を使うよりも1,500円以上も安くなります。往復なら3,000円以上の差ですので、駅弁とビールを買ってもお釣りがくるので、移動日に空きがあるならかなり魅力的です。
名古屋までの高速バス×スマートEXサービス
交通費をとにかく最安値に抑えたいなら、「組み合わせ」を利用するという選択肢もあります。小田原から大阪まで組み合わせですと、新幹線と在来線、高速バスを組み合わせる方法があります。格安移動にこだわるなら次の方法がおすすめです。
小田原から新大阪まで組み合わせを使った場合の片道料金
7,860円
小田原→新宿(小田急):900円
新宿→名古屋(高速バス):3,100円
名古屋→米原(JR在来線):1,340円
米原→新大阪(新幹線・スマートEX1):2,520円
小田原から新宿までの移動が面倒ですが、この方法なら片道7,860円で移動できます。往復なら15,720円ですので、新幹線指定席よりも1万円も安くなります。問題は移動時間ですが、バス移動の時間が長いため10時間程度かかります。
ただ、ずっとバス移動は6時間程度で、休憩もあるので苦行の一歩手前で下車できます。乗り換えもあるので、各地の名物を楽しむなんてことも可能。タイミングによっては横浜から高速バスを利用できるので、さらに安く移動できる可能性もあります。
もっと安く行きたいなら、高速バスの名古屋乗り継ぎという方法もあります。この場合、片道なんと6,000円になります。何も楽しくなさそうですが、格安に命をかけるならありです。もっとも最安値なら新宿から大阪まで4,000円のバスがあるので、それを利用すれば往復1万円なので、ケースバイケースで考える必要があります。
小田原から新大阪まではEXこだまグリーン早特3がいいかも
小田原から大阪まで安く移動する方法をいろいろ見てきましたが、コスパとタイパを考えたときに最もバランスがいいのがEXこだまグリーン早特3ですね。あまり乗ることのないグリーン車なるものに乗れるチャンスでもあります。次がLCCでの移動でしょうか。新幹線よりも荷物が少ないならかなり便利です。
ただ、やはりいつ出発するか、目的は何なのかでどれがベストになるのかは変わってきます。自分のケースに当てはめて最適解を見つけてみてください。見つける作業が面倒になったら素直に新幹線で新大阪まで向かいましょう。私は全体像が見えてきたので、もう少し検討するとします。