UberEatsの配達でチップが増える方法【笑う門には福来たる?】

昨日は自分のコンディションがいまいちで、自律神経のバランスもよろしくない状態。そこに4km300円みたいな配達案件が殺到して、精神的なストレスが溜まりそうになったので、思い切ってやり方を変えてみました。それは、配達でとにかく笑うこと。お店でもお客さんのところでも笑顔。

マスクに帽子、さらにメガネなのでどこまで伝わっているかわかりませんが、19配達のうち5配達でチップをいただきました。別にチップを狙ったわけではありません。自分のメンタル部分を支えるために、運搬中も口角を上げるようにして、脳に笑っているのだと思い込ませたりして、とにかくストレスを減らした結果です。

私はこれまで配達では「ハキハキと元気よく」を心掛けていました。それはそれで評価してもらえていましたが、チップはほとんどもらえませんでした。下手に出ることもなく、対等な関係を意識していたのもチップをもらえない要因だと自分なりに分析しています。別にそれはそれで気持ちよく配達していたし、プロフェッショナル感があって良かったと思っています。

ところが、自分を守るために意図的に笑ったわけです。芸人さんがカメラが回っているときだけ明るくするという話を時々目にしますが、自分のオンオフを作るというのを配達中にしてみたわけです。それでどうなるかなんてことは考えず、そうすれば少なくとも自律神経のバランスが改善されると思ったからやっただけ。

それが立て続けのチップで、あぁ足りなかったのはこれなのかと、変なところで納得しました。私に足りなかったものはきっと「親しみやすさ」。対等な関係を意識した結果、見えない壁がどこかにあったのでしょう。笑顔はその壁を壊してくれたわけです。これは完全に想定外。

特別に素敵な笑顔なわけではないと自覚しています。そもそもマスクもしているのに、笑顔がどれらけ伝わっているのかもわかりません。でも、実際に接客をしていていい感触はありました。全力笑顔で商品を手渡しすると、お客さんもいい顔で対応してくれます。笑顔の連鎖が起きるわけです。

そして「チップ付けておこうかな」なんて気分になるのでしょう。もちろん地域にもよりますが、昨日の配達エリアは比較的経済的に余裕のある人たちが暮らす場所だったのも影響しています。これが歌舞伎町から新大久保にかけてのエリアだと、また違った結果になったと思います。

チップは嬉しいのですが、配達そのもののストレスもだいぶ緩和されたのも笑顔効果。3km以上の300円案件が飛んできても、イラッとすることはありません。もちろんその案件を請けることもないのですが。ストレスがないからといって、身を削って働くつもりはありません。3km300円だと1万円稼ぐのに100kmも自転車を漕がなくてはいけませんので。

笑顔ひとつでチップが増える。それはたまたまそういう日だっただけかもしれません。でも、それをしている配達員は少ないんだろうなとは思います。だって配達そのものが疲れているのに、笑顔を作る余裕なんてありませんから。タクシーに煽られ、お店のスタッフには軽く扱われ、そんな中でお客さんと笑顔で接するなんて簡単ではありません。

でも配達は楽になりますし、運が良ければチップをもらえます。チップはお客さんに喜んでもらえた証拠でもあるので、それは試してみる価値はあるはずです。それで増えなければ元のスタイルに戻すだけ。損する要素はひとつもないので、笑顔での配達を試してみてください。

私は継続するかどうかは少し考えます。しばらく検証のために笑顔を心掛けてるつもりですが、チップが欲しくて笑顔になるという思考になることが嫌なので、どこかで以前のスタイルに1度戻すような気がします。人間というのは欲深いもので、そうなるとチップをくれない人に対してストレスを感じるようになります。

そういう自分にはなりたくないので。ただ笑顔でみんなが幸せになれるなら、いくらでもいつも笑顔の自分を演じます。それがデリバリーで仕事をするということ。ビジネス笑顔ではありますが、それを1年続ければ本物の笑顔になるかもしれません。だったら少しくらいそちら側に、歩み寄ってもいいのかなと思うわけです。

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