細く長く続けたいならゆっくりと配達する【UberEatsの自転車研修】

昨日からUberEatsのアプリ内研修を受けています。自転車の交通マナー動画を視聴して、それに対するクイズに回答するというもの。運転免許証を持っている人なら動画を見ることもなく答えられる内容ですが、一応研修ということなので。

正直なところ茶番でしかないと思っているのですが、それはUberEatsの運営側も同じでしょう。でも、何かやった風にしておかないと、収まりがつかない状態になっているのでしょう。未だにUberEats配達員の交通事故が耐えないとか。

営業資格を継続させるために、きちんと教育をしなさいとでも注意されたのでしょう。これまでもあれこれ、やった風にしてきましたが、今回はオリジナル動画を作るなど、ちょっと本気度を感じます。でも自己を減らしたいという意図ではなく、「ここまでやったらもういいでしょ」という意図が見え隠れ。

私なりの考え方ですが、交通事故というのは確率で起こります。どんなに安全運転をしていても、確率ですべての人に起こりえることだと思っています。なのでいくら研修をしたところで、自転車に乗って配達している以上は自己をゼロにすることはできません。

だから運転を適当にしていいという話ではありません。ただ、「安全運転をして自己をゼロにしましょう」という説明だと人はもう動かないんだということを言いたいだけ。それはもう昭和の時代の人の動かし方で、今の時代の若者を動かすには、もっと具体性が大事です。

こういうケースでの事故が◯件発生していて、そのためのこうしましょうという具体例を示すこと。事故に合う確率がどれくらいかを伝えて、事故が起きた場合に収入がどれくらい止まり、それがどんなダメージになるのかを訴えるのでも構いません。

もっとも、UberEatsは事故を減らしたいのではなく、行政からの警告を減らしたいだけなので、もちろんそこまですることはないでしょう。配達員は基本的に駒でしかなく、代わりはいくらでもいるわけです(少なくとも運営側の発想としては)。

自分で言うのもなんですが、私はそれなりに優良な運転手だと思っています。黄色信号はもれなく止まりますし。無理な横断もせず、強引な運転もしません。ちょっとだけ効率の良さを優先することはありますが、大前提として安全でないとそれもしません。

別に私が良い人だからルールを守っているわけではありません。先程もお伝えしましたように、事故は確率で起きるわけで、いかにして確率を下げるかを考えたときに、急ぐことと雨の日の運転というのがリスクがかなり高いと感じたので、ゆっくりの配達を心掛けているだけです。

私の配達の場合、急いでも急がなくても2〜3分も変わることはありません。命懸けで数分削るような仕事でもないので、安全運転を心掛けています。2〜3分を縮めるためにリスクが1.5倍とかになっていたら、それはもう何をしているかわかりませんので。

ときどきお客さんで「なるべく早く届けてください」とメッセージやメモを付ける付けている人もいますが、もちろん無視します。安全な領域内では常にベストは尽くしていますし、急いで事故でも起こしてもその人が責任をとってくれるわけでもないので。

UberEatsの配達員も、最近はアホみたいに飛ばしたり、信号無視する人も減ってきましたが、まだゼロではなく、そういう人はいずれ高確率で事故を起こします。そうなってからでは遅いんだよと教えてあげたいのですが、まぁ知ったことではないというのも事実。だからせめて自分だけでも、マイペースで安全に。

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