文章力を上げるために1日どれくらいの文字数を書くべきか【文才不要のライティング術】

ライターは誰にでもはじめられるため、手軽な副業として注目されつつあります。ランサーズなどのクラウドソーシングサービスを使えば、営業して仕事を取ってくる必要もありません。

ただ、いまライティングを始めて、1年後にも続けている人は、おそらく2割くらいがいいところでしょう。ほとんどの人が早い段階で、自分の実力不足を感じて、これは無理だと見切りをつけることになります。

とはいえ一定のレベルまでは、書いた文字数と文章力は比例します。そこで、自分の実力が足りていないと嘆く前に、どれくらいの文字数を書けば仕事になるレベルに到達するのかについて解説します。

目次

仕事になるレベルは1日2万文字を半年間続ける

文章を書くことは簡単でも、文章を書き続けることは簡単ではありません。

ある人はクライアントからの修正依頼に悩まされ、ある人は文章を書くスピードの遅さから、思うように稼げないことに気づきます。それらに共通しているのは、自分の文章力のなさへの気づきです。

とはいえ、文章力は書いて身につけるしかありません。細かなテクニックはありますが、書けばそれなりのレベルにまで到達します。ではどれくらいの文字数を書けばいいのか。

センスの有無によって違いますが、わたしは1日2万文字を半年間継続すれば、そこそこの文章は書けるようになると感じています。もちろんこれは成長段階での話で、ある程度書けるようになってきたらもっと少なくても構いません。

1文字1円で1万文字なら、1日で1万円稼げます。1ヶ月休みなく働けば30万円の収入です。休みなくといっても、1時間で2000文字を書ければ、1日の労働時間は5時間です。30日で150時間なら会社員よりも働いていません。悪くないと思います。

ただ、その域に達するまでには1日2万文字が基本です。起きている時間はすべてライティングに捧げるくらいの気持ち。副業でするなら、本業以外の時間をすべて文章書きに使ってください。テレビや動画を見たり、友だちと飲みに行ったりする暇はありません。

ライティングを「適当に書いて、適当に稼げる」と思っているなら、それは間違いです。一部の天才を除いて、積み重ねてきた量がすべてで、死ぬほど努力をしないと、クライアントのニーズには応えられません。

だって、クライアントは自分が書けないから依頼してるわけです。誰でも手軽にできるものなら、そもそも副業として成立しません。だから1日2万文字が必要になります。

1万文字は自分のために使う

文章力を上げたいなら、クライアントのある文章ばかり書いていたのではいけません。もちろん、それでも文章力は上がります。でも、かなりの遠回りをすることになります。

・タイピングスピード
・表現力
・構成力
・伝達力

ライターに求められるスキルを挙げてみましたした。クライアントがいる仕事をこなしていけば、表現力以外は少しずつ上がっていきます。でも、どこかで成長が止まります。

例えばタイピングスピードですが、Webライティングの場合は、調べて書くのが基本です。このため、1時間ずっとキーボードを打っているということはありません。打って調べてを繰り返すので、いつまで経っても1時間2000文字レベルから抜け出せません。

調べ物を最小限に抑えて、ひたすら書くことに集中できる時間も作ってください。わたしの場合は、それがこのブログです。基本的にはこのブログのアクセス数は気にしておらず、ただひたすらに伝えたいことばかりを書いています。

それだけで1万文字は無理なので、RUNNING STREET 365でも書いていますし、他にもいくつかのサイトを抱えています。とにかく、隙さえあれば書き続けることです。

もしそれを苦しいと思ったら、ライティングは向いていないので、早めに撤退することをお勧めします。ライティングに限らず、苦痛に感じることは続きません。好きである必要はありませんが、書くことを大変だと思ったり、憂鬱な気分になったりするなら、別の仕事を探すべきです。

そうでなく、書くだけならいくらでもできるというのであれば、生活のために1万文字。自分のために1万文字を半年間書き続けてください。凡人がライターとして生計を立てるには、それくらいが最低ラインだと考えましょう。

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ライティング環境を整えることは大切

ライティングをするにあたって、まさかスマホだけで済まそうという人はいないかと思います。あと数年したらそういう人も増えてくるかもしれませんが、ライティングを仕事にしたいなら、パソコンは必須です。

iOSが進化したので、もしかしたらiPadでもなんとかなるかもしれませんが、少なくとも次の環境は最低限整えてください。

  • 打ちやすいキーボード
  • 校正ツール

これがないと1日2万文字は苦行になりますし、クライアントからの修正依頼が続いて文章量を増やすことができません。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

打ちやすいキーボードを使う

ライティングをする人の多くはMacBook Proのようなノートパソコンを使っていると思います。それは別に構わないのですが、個人的にはノートパソコンのキーボードでのタイピングは疲れるので好きではありません。

わたしはライティングにMac用のHHKBを使っています。外で仕事をするときにはMacBook Airを使っているので、そのキーボードを使いますが、1年に数回のことなのでガマンはしていますが、やはりタイピングの効率がよくありません。

別にHHKBを勧めているわけではなく、自分好みのタイピングができるキーボードにこだわってもらいたいだけです。1%の効率アップがあるならそちらを選ぶ。それがプロの仕事です。

好みのキーボードを使う利点は、疲れないというだけでなく、文章にリズムが生まれるという点にあります。ライティングはリズムが重要です。リズミカルに綴られていない文章は読みづらく、読者に混乱を招きます。

頭に浮かんだ言葉をタイピングするのではなく、考えることなくタイピングする。それは日常会話をするのと同じ感覚で、話すようにタイピングできるようになることがライターには求められますが、そのときにストレスが溜まるキーボードでは、文章が支離滅裂になってしまいます。

自分のブログならそれでも構いませんが、仕事として請けてるなら、いい道具を使うことを心がけてください。

校正ツールを使って推敲する

仕事としてライティングをする場合、最低限の推敲が必要になります、誤字脱字が多いと、クライアントから信頼を得ることができませんので。ただ、自分で書いた文章を自分で推敲するのは簡単ではありません。わたしも苦手としている作業のひとつです。

なので文章校正ツールを使っています。特別なものではなく、Wordに標準でついている校正ツールを使ってチェックをしているだけです。

わたしは文章を書くときにはMacに標準で付属しているPagesを使っていますが、納品前に必ずWordで推敲をします。Office 365に加入していますが、このためだけに使っていると言っても過言ではありません。

ライティングをWordでしないのは、リズミカルに文章を書けないためです。これは感覚の問題かと思いますが、Wordはライティングには向いていません。キーボードと同じで、そこにストレスがあるなら使わない。でも校正ツールは優秀なので使っています。

毎月の出費になりますが、これは必要経費です。ただし、Wordはある程度書ける人の校正ツールにはなりますが、そのレベルに達していないなら文章作成アドバイスツール【文賢】 がおすすめです。

ちなみに自分のメディアで書くときには推敲をほとんどしません。なので誤字や変換ミスが多いのですが、すべてを推敲していたら効率がよくありません。適材適所ではないですが、必要に応じて使い分ける柔軟さも身につけてください。

まとめ

ライティングを仕事にしたいなら、とにかく書きまくるしかありません。神様が特別な才能を与えてくれたなら、それほど努力は必要ありませんが、凡人が仕事にするな1日2万文字を半年間続けることです。

それを大変だと思ったり、継続できなかったりさるなら、ライティングへの適性がないので、もっと別の働き方に切り替えた方がいいでしょう。

2万文字はともかく、1万文字を365日書いても、1文字1円なら365万円にしかなりません。お金が欲しいなら工場などで働いた方が効率的です。

やるかやらないかは自分で判断してもらえればいいのですが、本気で取り組むなら、それなりのレベルに到達するまでは、起きてる時間のすべてをライティングに費やしましょう。楽して稼げる仕事なんてどこにもありません。

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