定期的に仕事をいただいているクライアントさんから、ちょっと誤字脱字が目立つとのこと。案件が立て込んでるのもあって、推敲が雑になっていたのが原因ですが、そのあとしっかりと推敲してもまだミスがあるとのこと。まぁ自分で書いた文章を推敲するにしても限度があります。
とはいえ誤字脱字が多いというのは以前から気にはしていました。そして仕事では結果がすべて。「がんばります」ではどうにもならないので、校正ツールを導入することにしました。今まではWordの校閲機能を使っていましたが、これだけじゃダメだなと。候補に上がったツールは3つ。
- Enno
- PRUV
- 文賢
上の2つが無料ツールで、文賢だけが有料ツールです。結論から言えば3つとも導入し、Wordの校閲機能と合わせて4段階で推敲。ここまでやってダメなら、それはもう「仕方ない」と言えるかなと。いきなり有料ツールを導入したのは「仕方ない」と言い切るため。
無料ツールだけで頑張ったところで、それで誤字脱字が発生したら「全力じゃないよね」となります。きちんとお金を払って、自分のできる限界までやれば、少なくとも自分自身は納得します。クライアントに切られても、そこが自分の限界だったと思えます。
このスタンスはマラソンでも同じですね。やるだけやってダメなら仕方ない。でもやらずに失敗するのは認めない。もちろん自分だけに適用する話です。他の人がやることをやらずに失敗しても「そりゃそうだろう」と思うだけ。いや、思いもしないかもしれません。
校正ツールを導入してみて、誤字脱字の修正よりも良かったと感じたのは、自分の文章の癖がわかるということ。指摘されるのは大抵同じところ。表現が伝わりにくくなっていたり、冗長なものになっていたり。これまで曖昧だった「ひらがな表記」も基準が明確になりました。
面白いもので、2日程度使ったくらいで、指摘される数がぐっと減りました。もう校正ツールがいらないんじゃないかと思うくらい劇的な変化。同じように書いてるだけなんですが、指摘のあったところを直しているうちに、そのような表現をしなくなったのでしょう。
実際に指摘された部分を直すと読みやすくなりますし、これだけでも導入した価値があります。特に文章作成アドバイスツール「文賢」は投資する価値ありです。実は以前から導入するか迷っていたのですが、これは2022年に導入して良かったものNo.1になるかもしれません。
月額2,000円かかりますし、初期費用も1万円ちょっとかかりました。でも、それで納品物の品質が上がるなら安いものです。Netflixに加入しようか迷っていたのですが、Netflixよりも「文賢」で正解です。比較するようなものではありませんが。
今は目の前の納期に向けて文章チェックにしか使えていませんが、もう少し余裕が出てきて文章表現支援ツールも使えるようになれば、私の語彙力が少ない問題も、多少は解決するはずです。ワンランク上のライターになれれば、仕事がないというリスクも回避できます。
あと心なしか、文章作成のスピードも上がったような気がします。たぶん気のせいですが、絶対に納期に間に合わないと思っていたのですが、なんとかギリギリ間に合いそうなところまできました。自分の文章からムダや迷いが削ぎ落とされたのでしょう。
ただ、実家に来て仕事漬けなのは変わらず。これは年内にもう1回遊びに来なくてはいけません。本当に何もしていないので。別にいいんですけどね、作家さんが宿に缶詰にされて作品を仕上げるみたいで。いえ、要求されるレベルが全く違いますが。
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