どうやら私は雪との相性が悪くないらしく、家から北広島駅まで約1キロを走ってみましたがまったく問題なし。仕事が落ち着いたら、ジョグを再開しようと思います。しばらく休んだことで、臀部の違和感もほとんどわからないくらいに薄れてきましたし。
これが誰でもそうなのか、それとも私だけなのかはわかりません。ただ、道を歩くときも雪だから特別遅くなるということはなく、横断歩道だけは慎重に渡りますが、関東と違うのはそれくらいです。コツコツ体幹を整えてきた結果でしょうか。だとしたら嬉しいですね。
とはいえ、こちらに来て1週間まともにトレーニングしていませんので、再開したらどうなるのか不安ではあります。こんなにも走らないのは久しぶりですし。もっとも、不安を感じないくらい、たくさんのことをやらなくてはいけないんですが。
ただ、とりあえずやるべきことの終わりが見えてきました。もちろんそれは開店準備の話で、実際にお店が始まったら、それはそれでドタバタになるのでしょう。幸いなことに毎日開店しているわけではないので、ちょっとずつ調整しながらできそうなんですが。
私は休みなく働くことに抵抗がないのですが、みんながそういうわけではなく、そのあたりは間違えないことです。アルバイトさんといい関係性を築いていくことが次のステップとして重要ですから。ただ、信頼は一朝一夕で築けるものではありません。
しかも私は立場上、店側の人間としては1番下っ端です。役職もなしにしてもらいました。そのほうが何かと動きやすいので。こういうときは舐められるくらいがちょうどいいんです。ただ、人の見えないところで何倍も働いて、縁の下の力持ちになるのが理想。
誰かに評価されようなんて思ってはいけません。ここが会社員だと理解しにくいところかもしれませんが、評価されようとすると余計なことをしてしまうのが人間。仕事においてはそんな邪念は無駄でしかなく、それよりも自分の役割に対する質を極限まで上げていく。
やるべきことはそれだけです。そこをやり切っていれば、必ず誰かが見つけてくれます。いや、見つけてもらう必要もありません。自分が満足できるかどうかだけが、働くうえで大切なことなので。評価されても、自分では満足できなかったら意味がありません。
クライアントに満足してもらうというのもひとつの目標ではありますけど、それは最低限の目標であり、そんなものは簡単にクリアしなくてはいけません。できると思ってクライアントは依頼しているわけですから、それだけの能力は備わっているはずです。
そうやって、自分の理想を突き詰めていけば、雪の上でも難なく走れるようになるわけです。走ること、体づくりにおいて、私は誰かに評価されたいわけでもなく、ただ自分の理想を追い求めているだけ。それが思わぬところで生きてきたのが今回。
積み重ねることに無駄なことなんてひとつもありません。失敗だって積み重ねれば、自分だけの大きな経験値になります。ただ、どこで役に立つのかわかりにくく、地味な作業なのでみんな続けられない。ランナーが筋トレしないのと同じです。
だからこそ、積み重ねできる人が求められます。特別な能力がなくても、私のような凡人でもコツコツやれば、それだけで差別化できます。やらないのはもったいないじゃないですか。クリエイティブな仕事は天才たちに任せて、僕らはひとつずつ積んでいけばいいだけです。