機材:マラソン大会の撮影にスマホカメラを使わない理由

記憶のメモリが少ないのもあって、過去を振り返ることがほとんどありませんが、なぜか今年走ったハーフマラソンについての記憶が、思わぬタイミングで湧いてきます。フルマラソンでそういうことはないのですが、なぜか苦手なはずのハーフマラソンを思い出します。

いずれも全力を尽くしたわけではなく、自分自身に余裕があったからかもしれません。いずれもカメラを片手に走っていたり、疲労が溜まっている状態だったりで、走ることと真剣に向き合っていたわけではなく、それゆえに周りの風景がしっかり焼き付いているのでしょう。

かつての私は「マラソンは全力で走るもの」という意識が高く、RUNNING STREET 365をスタートさせてからも、カメラを持って走るかどうか毎回迷っていました。1kgくらいあるカメラを持って走ればどう考えてもベストな走りができません。


カメラじゃなくてスマホにすればいいじゃないかと思うかもしれませんが、スマホで撮った写真をマラソン大会レポートに使うと、どうもしっくりこない写真ばかりになってしまいます。スマホの画角に慣れていないというのが大きいのですが。

RUNNING STREET 365で使うような写真というのは、撮る前に必ず仕上がりをイメージします。正確には「こういう写真を撮りたい」と感じたタイミングで足を止めて撮影します。撮りたい写真がイメージできていないのにシャッターを押すことはありません。

そのイメージとスマホの画角が一致しないので、撮るときに躊躇ってしまいます。レポートに必要だから、それでも何枚か撮りますが、使えそうな写真はごくわずか。そもそもマラソン大会で撮影するときは500〜1000枚の写真を撮ります。その中から選んでいるので、確率的にもいい写真が増えます。

スマホの場合は100枚撮ることはまずありません。なのでいい写真も少ないですし、何よりも経験値が貯まりません。これまでミラーレスで撮った写真とスマホで撮った写真の枚数の差は歴然で、どうしたってスマホはミラーレスに敵いません。

ただ、このままでいいとは思っていません。ミラーレスカメラを持って走るのは大変です。万里の長城マラソンのように被写体の表情も大事という場合にはスマホというわけにはいきません。「カメラで撮ってもらっている」と意識するといい表情になるので。

だからカメラでもミラーレス一眼であることが大事で、その上で大きなレンズも必要になります。そして私は疲れてしまうわけです。自分で選んだのだから仕方ないのですが、60歳になって同じことができるかと聞かれると、正直返答に困ります。


流石にそれまでにはスマホでいい写真を撮れるようになっておきたいところ。ただiPhoneはどれだけ進化してもミラーレス一眼の代わりにはならないだろうという感覚はあります。センサが小さいというのもありますし、Appleがそこまで求めていません。

Appleが求めていないのはユーザーが求めていないからで、要するに私が求めているクオリティは標準からかなり離れているということになります。そんなものをコストをかけてAppleが作るわけもなく、そういう意味ではAndroidに少し期待しています。

ただ、カメラ機能に特化したAndroidスマホはミラーレスカメラ並みに高額で、それでいて進化の最中なので、いま買っても1年後の新製品に見劣りしてしまいます。これがスマホの難しいところ。ただいつまでも敬遠してると、いつまで経ってもスマホ写真が上手くならないので、そろそろ本気で検討しようかと。

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