八分:満たされた人間に夢は語れない

マラソンのために過度な減量はしないと決めましたが、トレイルを走ったときの体の重さがどうしても気になって、愛媛マラソンに向けて、少し体脂肪だけでも落としておこうかと。ただ、減量というよりは食生活の見直しを意識しています。

まずは菓子パンをやめること。そして缶コーヒーは微糖を選ぶこと。あとはカロリー表示を見て商品を選ぶようにしています。ランニングでカロリー消費をするのは大変ですが、食事でカロリーを抑えるのはそこまで大変ではないので。

問題はアルバイトに支障が出る可能性があるということ。しっかり食べているから回復できていますが、食べないとなると回復が間に合わない可能性があります。8時間プラス残業分のカロリー消費はかなり大きく、空腹では力も出ません。


実際に食事制限初日に想定外の残業があり、体力よりも少し頭が回っていない感じがありました。糖は脳にとって大切なエネルギーであり、それを減らしたら、当然機能が低下します。慣れれば問題ないのでしょうが、しばらくは頭が回らない日が続きそうです。

力仕事なのに頭を使うのかと思われるかもしれませんが、物流の仕事は思いのほか頭を使います。イレギュラーな対応もありますし、臨機応変に動かなくてはいけません。荷物をパレットに積むにしても、ひらめきが必要だったりします。

糖エネルギーの摂取に制限をかけたら、当然ながらそれらの機能が低下するわけです。仕事でミスをしやすくなりますし、何よりもかつ利用が足りなくなります。だから、かなり不安ではありましたが、今のところ大きな問題はありません。

むしろテンポよく動けているかなと。エネルギーが不足しているので、余計なひと言を言わないで済んでいるのもプラスに作用しています。少しイラッとしたときも、情熱的な怒りになることもありません。だから、すぐに元に戻ります。

これは私にとって面白い発見でした。人間は空腹だとイライラしてしまうというイメージがありましたが、満たされ過ぎてても良くないのだと。私の場合は3食食べつつも常にお腹が空いているくらいがちょうど。仕事もランニングも安定する気がします。

反対に満ち足りてるときはオーバーワーク、オーバートレーニングになりがち。その結果、消耗してしまうというのを、もう何十年も繰り返してきました。余力を残すのが苦手なので、エネルギーがあるならやってしまう。結果的にそれが自分を苦しめるのに。


満たされることそのものが悪いという話ではなく、あくまでも私との相性が悪いという話です。渇きや飢えが私にとっての原動力となっていて、満たされると向上心が薄れてしまうというのもあります。ただそれは力仕事には適していません。

力仕事はエネルギーの枯渇が怖いので、必要な量よりも食べてしまう。それでうまくいくと減らすのが怖くなり、体脂肪がどんどんついていく。筋力もつくので、体脂肪の存在を忘れがちですが、少なくとも今の私は脂肪という鎧を身に纏っています。

「腹八分目」という言葉あります。昔の人は賢いもので、満腹がよくないことを共通認識として持っていたわけです。でも、いつの間にかそのような考え方は消えていき、私も意識しなくなっていました。だからしばらくは「腹八分目」を意識してみようかと。

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