垣根:RUNNING STREET 365をメディアにするために10年前からやっていること

RUNNING STREET 365でもレポートしましたが、ワークマンの新作発表会で新しいランニングシューズが発表されました。これまでのランニングシューズっぽい何かではなく、きちんとしたランニングシューズで、少しテンションが上がっています。

これまでのシューズももちろん走れました。でも、スポーツブランドのランニングシューズとは少し違うもので、どことなく「そうじゃない感」が付いてきましたが、今回発表された2足は、しっかり腰を据えて作られた感じがあります。

どの立場で物を言っているのかと思われるかもしれませんが、今回の2足は少なくともこの1年はメインのシューズにしてもいいと思える仕上がりです。1足はワークマンらしくフィット感に課題がありそうですが、それでもフルマラソンで履けるレベル。


断言しておきますが、どちらもかなり売れます。あまりにきちんとしたシューズなので、しっかり走れることに驚きが生まれないでしょうから、980円シューズほどブレイクしないと思います。でも、多くのランナーの懐事情を改善してくれるので、売れるのは間違いありません。

売れる、売れないに関してはそこそこ直感通りになります。最近でいえばエナジージェルのWARABEAT!!。これは絶対売れるし、売り切れもあると担当の方に話をしていましたが、あっという間に広まっていきました。もっとも私が偉そうにすることではないのですが。

売れたのは開発者や営業、そして広告代理店の力であり、私はただ紹介をして、その過程で売れると実感しただけ。ただ、売れるものに対しての嗅覚は、美味しいお店を見つけるのと同じくらい優れていると思っています。ただの思い込みかもしれませんが。

ちなみに売れるかどうかの感覚は優れていますが、エスキモーに氷を売るみたいなスキルはありません。売れないと感じたアイテムを売れるようにする能力は備わってないので、販売を手伝って上手くいかなかったケースは山ほどあります。

いま、同時並行で5つくらいのアイテムに対してレビューなどの相談を受けています。昨年くらいから東京マラソン前は、マラソン業界が活性化するので、同じ時期に相談や依頼が重なります。RUNNING STREET 365がこんなことになるとは想像もしていませんでしたが。

ランニングのWebメディアというのは10年前にほとんどなかったので、これはそれなりの規模になるという感覚はありました。ただ、メーカーや広告代理店と繋がるようなメディアになることまでは想像していませんでした。想像するどころか、その仕組みすら知らなかったわけで。


上手くいった理由のひとつが「競合」を作らなかったことにあると考えています。既存のメディアは競合の情報を扱いません。たとえばクリールのシューズトライアルの記事をラントリップで書くようなことはまずありません。でもRUNNING STREET 365にはそういう垣根はありません。

いいものだと思えば、ランナーに役立つという直感があれば、ほぼなんでも掲載してきました。基本的にNGがないわけです。もちろん、過去にうまく関係性を作れなくてNGにしている組織や団体はありますが、頼まれれば掲載する可能性はあります。

自分を守るための垣根が自分の未来を狭める可能性がある。それでも守るべきものがあるなら垣根は必要ですが、幸い私には守るべきものはひとつもないので、垣根を設けなかった。これは私が思っている以上に重要なことなのかもしれません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次