備蓄米:お米へのこだわりと売れ残り問題

久しぶりにランニングしてきました。アルバイトの通勤で片道4kmを走ってはいるものの、荷物があって消耗も最小限にしたいのもあって、かなりゆっくり走っているので、それはランニングというよりはただの移動。きちんと走るのはいつぶりかわかりません。

水曜日の夕方、かなり涼しくなっていたので、お米を水に浸している間に軽く4kmほど。最初はゆっくり走り出しましたが、階段レース向けに取り組んでいる走り方を意識して走っていたら、気がつけばキロ5分。息はまったく上がってなかったので、筋力は問題なさそうです。

走りながらお尻の筋肉に疲労感が出てきたので、アルバイトでは鍛えられていないところがはっきりしました。翌朝に足裏も筋肉痛になっていたので、いくらハードワークとはいえ、物流のアルバイトだけでは練習不足になることを認識できました。


体力そのものも余裕があったので、通勤ランではお尻と足裏の意識を少し強めようかと。あとは1日数分でもスクワットをして、筋力アップさせておきます。もう少ししたら、もっと走れるようになる予定なので、そこまでにできることを積み重ねておきます。

お米を水に浸している話を少し膨らませるとしましょう。モノは試しということで、備蓄米なるものを購入してみました。忖度なしで言えば、自分の好みではありませんでした。北海道で赤毛米を買って炊いたことがありますが、それにかなり近い味と食感。

赤毛米というのは北海道の気候に合わせて改良され、北海道で初めて稲作に成功した品種です。かつて、北海道米は美味しくないということで不人気でしたが、その元祖となると言わずもがな。そして備蓄米はそれに似ていると感じたので、それ以上語る必要はないかと。

お米というのは本当に繊細なのだと学びました。保管期間も保管環境もお米の味に影響を与える。新米を美味しく感じるということは、時間の経過で劣化していくということ。それが数年経つと、同じものとは思えない状態になる。もちろん食べられないことはありませんが。

私は1年間ほとんど自宅にいなかった時期があり、その間に玄米をずっと冷蔵庫に保管していました。その玄米も劣化はしていましたが、気にするほどでもなかったので、備蓄米も似たようなものかと思っていましたが、まったくそんなことはありませんでした。

備蓄米でも味にばらつきがあるのかもしれませんが、大量に保管しなくてはいけないことを考えると、味は二の次になって当然です。ただ、私が危惧しているのは、大量に備蓄米が余るのではないかということ。個人差はあれど、1回購入したら次はないという人も多いはず。


お米が美味しいということは、日本人にとってとても重要なことであり、それぞれの基準を満たさないなら「食べなくてもいい」となってしまいます。贅沢な話ですが、日本人にとって、お米は美味しいことが大前提であり、小さな違和感でも敬遠されます。

非常事態に美味しいとか美味しくないとか、そんなことを言っている場合ではないと思うかもしれませんが、非常事態なのはお米だけであって、たとえばパスタならお米の半分の価格で1食分を作れます。そして、工夫次第で美味しくもできるわけです。

選択肢がたくさんある中で、あえて備蓄米は選ばない。だから、どこかで備蓄米が売れない問題が発生するのは明らかです。そして最大の問題は、次の米不足で備蓄米を放出しても誰も手を出さないということ。備蓄米が大量に売れ残ることよりもキラーカードで無くなったことが、最大の問題なのかもしれません。

著:佐藤 洋一郎
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