仮想年金生活:年金で暮らすために徐々に生活をコンパクトにする

私は会社員だった時代もありますが、個人事業主の期間も長く、受け取れる年金額がそれほど多くありません。このためサイト運営などにより副収入を増やさなくてはいけないのですが、それらの収入がいつまで続くかはわかりませんし、どこまで増やせるかも不明瞭です。

このため老後はそれなりに生活をコンパクトにしなくてはいけないのですが、おそらくいきなり生活をコンパクトにしようとしたら、いろいろと無理が出て破綻する可能性があります。どこかで試行錯誤しつつ、月額12万円程度で生活できるよう移行する必要があります。

以前はそのことに対して、いずれの話くらいに思っていましたが、私も今年で50歳になります。悠長なことを言っていると、あっという間にその日はやってきます。だったら今から移行してみてはどうだろうかと思い始めました。生活をコンパクトにするなら、このタイミングではないかと。


モノを手放して、物理的な側面では生活がだいぶコンパクトになりました。まだ手放さなくてはいけないものがありますが、11月には軽トラ1台で引っ越せるくらいにはなります。そこまで持ち物をコンパクトにした次のステップとして、生活そのものをコンパクトにする。

どれくらいの年金額はおそらく12万円前後になります。まずはこの金額で暮らせるように出費を絞ってみることから始めようかなと。12万円から家賃や食費、光熱費を支払うと、ほとんど使えるお金は残りません。でも、いずれそうなるなら、今から始めてもいいのかなと。

もっとも今でも出費はそこまで大きくはありません。マラソン関連で移動を繰り返しているくらいで、これがなくなれば生活そのものはかなりコンパクトになります。ただ、いま取材を減らすわけにはいかないので、ここは必要経費とします。

ただ、以前のように前後泊するようなことはさけて、できるだけ夜行バスで移動して、当日中に戻ってくる。マラソン大会の取材も日帰りで行ける範囲にするなどして、出費を最小限に抑えてみようかと。もっともその準備はすでに着々と進んでいます。

たとえば、最近では外食することがかなり減りました。遠征や飲み会は別として、1人での食事は基本的に自宅。これはお金を使わないためというよりは、自分が別レイヤーにいることをイメージするために必要なことで、別レイヤーにいるということは「注文できない」ためです。

映画「片思い世界」は本当によくできたストーリーで、別レイヤーにいることに対する細かな設定がされています。振り返ってみると「そういう意味だったんだ」と気づくシーンも多く、できればその確認のためにもう1度観たいくらいです。


この別レイヤーにいるというスタイルは、もしかしたら限られたお金で生活をしなくてはいけない老後にも有効なスタンスなのかもしれません。誰からも見られていないと考えれば、生活の中で削ぎ落とせるものはいくつもあります。たとえば衣類は清潔感さえあればOK。

見られていないなら清潔感も不要では?と思うかもしれませんが、実際には周りに他人がいるわけで、不快感を与えてしまうと、別レイヤーにいるという設定が崩れてしまいます。そして何よりも、見られていなくてもきちんとやらなくてはいけないことはいくつもあります。

お金を使わなくてもみっともない生活にしないこと。年金生活になってから、いきなりそんなことができるわけではないので、今できることから少しずつシフトしていくとします。15年後には小さく丁寧な暮らしになっていればいいのですが、そうならないのもまた人生ということで。

著:百田 なつき(編著), 著:にしだきょうこ(イラスト), 監修:畠中 雅子, 監修:吉川 美津子
¥1,447 (2025/08/17 07:43時点 | Amazon調べ)
\ポイント最大11倍!/
楽天市場
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次