節約生活:老後を考えた1ヶ月の予算を検討してみた

生活を年金に合わせてコンパクトにすることを考えたとき、具体性がないと何から手を付けていいのかわからないため、自分なりにもっと細かく考えてみました。前提となるのは物価が今よりも大きく上がらないことになりますが、そもそも12万円で暮らせるのかを検討することから始めます。

生活をするのに必要なのは家賃。これは2万円でいけるとしましょう。15年後も鶴巻温泉周辺には2万円で借りられるアパートがあるはずです。地方に行けば3万円で借りられるレオパレスだってあります。とりあえず家賃が2万円で、多少の物価上昇も考えて光熱費は2万円としましょう。

衣食住で考えたときに、12万円のうちの1/3が「住」になりますが、これは悪くない計算かと思います。そうなると食費も1/3で考えるべきで、1ヶ月の食費は4万円という計算になります。外食さえしなければ1食約440円になるので、これも難しくありません。


ただ、食費に関しては現時点で1食440円というのは、力仕事をしているランナーという観点からすると、かなり無理が出てしまいます。ランナーも力仕事もかなりのカロリーを消費するので、とにかく食べないことには成立しません。とはいえ65歳になれば、1食300円でも無理なく成立するはずです。

さて、残りは4万円ということになりますが、こうなるとユニセフへの募金は終了するしかなくなります。4万円のうち1万円も募金するのは流石におかしな話です。何らかの仕事があるうちは募金を続けますが、それがなくなったら終わりにします。

このときの国民健康保険料が5,500円。通信費はスマホだけに絞れば楽天なら3,000円で済みます。これにより、1ヶ月で使えるお金は31,500円で、ここから衣類や生活雑貨、病院代、娯楽費などをやりくりすることになります。

一方で現在かかっている固定費は、2,400円の国民健康保険料と1万円のユニセフへの募金、18,540円の国民年金基金掛け金、17,510円の国民年金で、合計金額が48,450円になります。年金生活よりも今のほうが国民健康保険料が安いという……

それはともかく、住宅関連費と食費の合計を8万円とすると、約13万円の収入があれば生活するだけは可能になる計算になります。実際にはマラソン遠征や取材などで交通費や仕事で必要なサブスクに費用がかかったり、食費が追加でかかったりしているのでもっと使っていますが、収入そのものは20万円あれば成立する計算になります。

生活をコンパクトにするために、まずはそこを目指すとします。毎月の予算を20万円に収まるようにできるかどうかのチャレンジ。これが上手くできるようになれば、年金生活にも無理なく移行できることになります。


予算オーバーになる可能性が高いのは食費で、これに関しては古典的な方法ですが、毎月4万円を買い物用の財布に入れて、そこからオーバーしないように調整するという方法をやってみようかと。キャッシュレスはいくら使ったのかわからなくなるので、まったくもってよろしくありません。

あとはアルバイトや取材、パーソナルトレーニングでかかる交通費。実はこれがかなりの金額になっています。1日1,000円計算でも3万円になるわけで、原付きでも買ったほうがいいような気がしています。スーパーカブ110の中古が30万円あれば購入できます。

まずは食費を抑えるようにして、次に交通費を抑えるための検討をするとしましょう。まずは1ヶ月の出費を20万円で抑えること。そこを目指して具体的に何をすればいいのかもう少し深堀りしていくとします。

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