溶ける時間:20代にブログやサイトで資産を作ることを教えたい

毎日手放す生活も残り1ヶ月を切りました。ここまで来ると毎日悩むことになるのですが、365個くらいはなんとかなるもんだなという印象です。10年前に手放せなかったものも手放すことができ、そして自分の頭の中もだいぶスッキリして覚悟も決まったのでやった意味はあった気がします。

ただ、もう1年になるのだなという焦りもあります。この歳になると1年が本当にあっという間で、もう秋の万里の長城マラソンがやってきます。10月に入ってから週末の予定がかなりギュッと詰まっており、思うように作業を進められていません。

毎日やるべきことをひとつずつ消化していくけど、やらなくてはいけないこともできていくので、常に何かを抱えている状態です。きっとこれからの10年もそうやって生きていくんだと思います。そして気がついたら60歳です。もっとも今どきの60歳は働き盛りなのですが。


問題は時間が溶けるように消えていくこと。まだ何かをやり遂げた訳でもないのに、時間だけが溶けていく。それが人生だと悟れるほどの余裕もなく、溶けていく時間になんとかして抗えないだろうかと試していますが、少なくともアルバイトをしているうちはどうにもなりません。

自分で仕事をとってきて、自分のサイトでしっかり稼げるようにならないと、時間はあっという間に溶けて無くなります。そうならないために、ここ最近はサイトからの収益を上げるための施策をあれこれやってはいますが、結果がすぐに出るものではないので。

Webサイト運営による収益は水商売のようなもので、安定収入を見込めるものではありません。だから収益があっても一喜一憂するわけにはいきません。ひたすらコツコツ積み重ねていく。そうするとやはり時間が溶けていくのですが、自分のサイトなら記事が資産になります。

いずれ旅をしながら生きていくというのが私の目標なのですが、自分のサイトだけで生活できれば、それも夢ではなくなります。1ヶ月台湾に留まって旅をしながら記事を書くなんてことができるのが理想で、少なくとも60歳までにはその領域に辿り着きたいところです。

もっとも若いときからサイト運営による収益化を目指せばよかったとは思います。20歳ではじめて1年に1サイトでも、今ごろ30サイトを運営していることになります。ただ、20歳のときにそんなことを考えるわけもなく。20歳が作るサイトの情報なんてたかがしれています。

この歳まで自由に生きてきたから書ける文章がある。この歳まで積み重ねてきたから、出来る表現があります。とはいえ、それは遠回りでもあるので、サイト運営を教えるということをしてもいいのかなと。そのためにはある程度の成果を残す必要がありますが。


AIによりSEOが意味なくなるとされていますが、私はそこに関しては楽観的だったりします。なぜならAIもWebに情報がなければ学習することができなくなるから。サイト運営で稼げなかったり集客できなくなって、運営を辞める人が増えるとAIはどんどんポンコツになります。

そんなことはAIの開発者もわかっているので、サイト運営そのものはある程度は活性化していないと困るわけです。だから、溶けていく時間を眺めるのではなく、将来のために自分のサイトを持つ。その中にひとつだけメディアを作れば、人生が大きく変わります。

私の失敗は先にRUNNING STREET 365とあうメディアを作ってしまったこと。ただ、メディアを作ったから今の私があるわけで、大変な思いをしながらも何とかやっていけていることを考えれば、失敗というのは言い過ぎかもしれません。ただ、もっと上手くやれたなとは思います。その経験を教えるのはありなんだろうなと思うわけです。

著:佐藤 悠希
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