万里の長城マラソンの参加者仲間との忘年会をしてきました。場所は伊勢佐木町にある四川料理・東北料理の君臨楼。私がどうしても羊肉串を食べたかったのもありますが、久しく北京に来れていない人たちに、本場の味を味わってもらいたいと考えた結果です。
横浜で中華料理というと中華街をイメージする人がほとんどかと思いますが、ローカルな中華料理を食べるとなると伊勢佐木町周辺のほうが、腕のいいシェフのいるお店がたくさんあります。食べ放題飲み放題もありましたが、そのメニューにない料理を頼みたかったので席のみの予約にしました。
中華街も伊勢佐木町も、中華料理のお店は「食べ放題飲み放題」の宴会メニューを用意していますが、スタンダードなメニューの中から選ぶことになり、たとえば私が好きな羊肉串や地三鮮などは注文できません。そして、食べ盛りの学生でもない限り、都度注文のほうが安くつきます。
君臨楼では口コミを書いたら10%割引になるということで(頼まれなくても書きたくなるくらい素敵なお店でした)、11人で満腹になるまで食べて1人3,500円程度(1人4,000円集めて、余りを2次会の原資に)。しかも本格的で美味しくて、店員さんも陽気で楽しい。
プレミアムの食べ放題飲み放題が4,500円でしたので、好きなものを食べて、それでいて安いわけです。都度注文のほうがいいと言っている理由がわかってもらえるかと思います。それはともかく万里の長城マラソンの忘年会。今回は秋大会に参加した2人が加わりました。
万里の長城マラソン仲間は大会でいつも事務局をサポートしてくれて、ほぼスタッフに近い関係なので、それなりに深い付き合いになります。そこに入ってくるとなると、なかなか難易度が高く、楽しめない可能性も考えていましたが、2人ともすぐに馴染んでいました。
万里の長城マラソンに参加するような人は、それぞれ個性的で、受け入れる側も入っていく側もコミュニケーション能力が高い傾向にあります。しかも今回参加した2人は、ビザまで取得しに行ってるわけで、受け入れる側も興味しかないわけです。
こういうコミュニティがあるというのが、私が万里の長城マラソン事務局を続けられる理由のひとつ。結局のところ「人」なんですよね。面白い人と繋がれる。万里の長城マラソンは私が参加したばかりの頃から、その点においては何も変わっていません。
ただ、今は私が公にそのような場を作り出せるという点が以前とは違います。大会前夜に懇親会をしたり、翌日にツアーをしたりできる立場にいて、人のつながりをより強いものにできます。その立場を最大限に活かして、人をつなげていくのが私の役割。
もっとも、そのようなことができるのも参加者が少ないからというのもあります。これが100人とかになると、それぞれとの関係はどうしても希薄になります。とはいえ、やり方次第で参加者同士が繋がれる機会を作ることはできますし、作っていくことが私に与えられた義務です。
いずれにしても、忘年会はとても楽しい時間で、これをまた北京でやりたいという意欲がさらに高まりました。そのためには、もっと万里の長城マラソンのための活動もしなくてはいけませんし、リピーターも新鮮な気持ちで楽しめる仕組みが必要です。
本当にやらなくてはいけないことがたくさんあり、それでいてあれもこれもできていないのですが、だからといって立ち止まっていても何も得ることはできません。とにかく動くこと。万里の長城マラソンもまだまだこれから。現状維持で満足することなく、もっと喜んでもらえる大会を目指します。