
ランレコードのサイトに、完走メダルがある大会の情報をコンテンツのひとつにしようと思い、まず形を作るために東京マラソンのページを作ってみました。東京マラソンは競合が多いので、まず検索に引っ掛かることはないのですが、それでも大きな大会なので記事がないのはどうかと思い、それなら叩き台にちょうどいいかなと。
ランレコードは完走メダルを飾るアイテムを販売しているので、掲載すべき内容は当然のことながら完走メダル中心になります。RUNNING STREET 365のように情報を網羅するつもりもなく、コンテンツ内容も完走しやすいかどうかをメインとしています。
ひと通り形にはなりましたが、ひとつ悩んでいるのが「難易度」の表示です。東京マラソンは完走メダルの獲得しやすさという基準で考えると「S級」もしくは「A級」になります。でも、難易度だと「C級」になります。だから本当なら「C級」にしたいのですが、どうもしっくりきません。
ところがNAHAマラソンの「S級」はしっくりきます。東京マラソンというブランド力が「C級」という評価を寄せ付けないのかもしれません。では東京マラソンを「A級」にして、NAHAマラソンを「C級」にしたらどうか。これではNAHAマラソンの過酷さが伝わりません。
どちらかを立てるとどちらかが沈む。評価というのは何とも難しいものです。でも、サイトに「S級」とかのランクが載っていたらかっこいいじゃないですか。ただ、現時点では「◯級」という表現ではなく、「★」で評価しようかなと考えています。
東京マラソンの「完走メダル獲得しやすさ:★★★」といった感じです。その場合、NAHAマラソンは「完走メダル獲得しやすさ:★」になりますが、「C級」よりは違和感がありません。むしろ、大変なレースであることがなんとなくですが伝わります。
そんな東京マラソンですが、データを掲載するために調べていたら、外国人の出走者や完走率などを東京マラソンが公開しているのを見つけました。それほど外国人を重視しているということですが、私はまだ外国人はそこまで多くないし、これから増えるにしてもまだ10%くらいなんじゃないかと思っていました。
でも、2024年の段階で外国人の割合は約36.9%。約1.3万人が東京マラソンを走っている計算になります。3人に1人が外国人なわけです。まず、それを受け入れられる東京という街に驚いています(調べてみたところ、東京のホテルの部屋数は約18万部屋)。
おそらく、さらに外国人の参加者数を増やし、最大40〜50%くらいが外国人になることを目指しているのでしょう。国際的なマラソン大会になるというのはそういうことで、ますます日本人が出にくくなりますが、それによりプレミアム感を演出しようという狙いもあるのでしょう。
東京マラソンについて、それなりに知っているつもりだったのですが、こうやって公開されている情報すら掴んでおらず、ランニングジャーナリストとして反省しています。どんな記事を書くのだって情報が大事なのに、それを怠っていたわけです。
きっとそれは東京マラソンだけではありません。どんな記事を書くにしても、可能な限り情報収集をして、それを元にして伝えたいことを頭の中で整理していく必要があるのに、そこが抜け落ちている可能性があります。RUNNING STREET 365が伸び悩んでいるのは、そういうところも影響しているのでしょう。
このブログも合わせて、もう少し文章力を上げていかなくてはと考えていた矢先のことなので、いい学びになりました。それにしても35%以上が外国人というのはちょっと驚きです。感覚ではかなり多かったのは事実ですが、ここまでなっているというのは完全に想定以外。東京マラソンはもう日本人だけのものではないようです。
