
倉庫でのアルバイトをしているときに、腰がピキっという音を立てて壊れてしまいました。最初に強い痛みを感じたのが右脇腹の後方部でしたが、一晩明けて背骨近くが痛み出しているので、いわゆるギックリ腰をしてしまったのかもしれません。
ただ、大人しくしていればどうということはありません。なんだったら座ってさえいれば痛みもなく、立っていても体を拗らなければ痛みは発生しません。ただ、ここ数日は咳が止まらない状態にあり、起きているときはともかく、寝ているときに激痛が伴います。
北京にフライトするのに、始発に乗らなくてはいけなかったのですが、中国SIMにチャージしたりしているうちに時刻は12時を回り、ただでさえ短くなっている睡眠時間なのに、咳が出るたびに起きてしまいます。おそらくこの状態が数日続くのでしょう。
万里の長城を走るシーンの撮影もしたいので、早めに治したいところですが、治すには安静にするしかなく。まさに満身創痍な状態なのですが、北京でこれをリセットできればと考えています。中華料理は体に優しいものも多く、食べればそれだけで調子が良くなります。
以前、同じように調子が悪かったときも、北京で回復した記憶があります。それでも移動で疲れるのは間違いありませんので、無理はしないように気をつけます。まずは動きの少ないシーンの撮影をして、調子が良くなってきたら走るようにします。
今回は3つの万里の長城を使って撮影します。どういう映像にするか、ずっと悩んでいたのですが、北京出発前夜の就寝前にアイデアが降ってきました。アイデアそのものは面白いものなので、あとは撮影をどうするか。テーマは「多様性と共感」といったところ。

万里の長城マラソンには世界中からランナーが集まります。それぞれに背負っているものがあり、それぞれに物語の中を生きています。まずは「違う」ことを認識し、その上で信頼関係を築いていく。それを映像化したいのですが、問題は私にそのスキルがあるのかということ。
そしてもうひとつ。カメラはありますが、マイクがありません。用意するか迷ったのですが、その段階では声を使う予定はなかったので購入せず。どちらかといえばストーリーをイメージしていたので、ピンマイクがあると不自然になると思って。
北京で購入できればいいのですが、中関村にでも行けば買えるのでしょうか。いまどきの中国のデジタル事情がまったくわからず、とりあえず朱さんと相談しながら決めるとします。音声はiPhoneで撮るという方法もあるので、なんとかなるはずです。
この1週間でカメラマンとしてもディレクターとしても、脚本家としても成長しなくてはいけないのですが、そこにきてこの満身創痍。体を酷使してきた結果なので仕方ありませんが、本当に働き方を何とかして見直さなくてはいけません。
働き方を変えないなら、しっかり寝るようにする。これまで、疲労感があるときだけ7時間睡眠にしていましたが、デフォルトで7時間睡眠にして、作業は1週間に2日くらいにまとめて実施するという形に。とにかく休まないとどうにもなりません。
逆にいえば、ここまで酷使しているということは、いいトレーニングになっているということでもあります。回復さえできれば体は鍛えられているわけです。帰国したら体重を増やすのと合わせて、しっかり丁寧に体づくりを行いたいところです。
