
昨日のブログでステアクライミングチャレンジの高松大会でフロー状態を体験した話をしましたが、アルバイトからの帰り道、激坂で再現できるか試してみました。その結果、完全再現をとはいきませんでしたが、近い感覚は得られました。
簡単にいえば集中力。どこまで走ることに集中できるか。ステアクライミングでフロー状態になったときは周りが見えなくなり、記憶さえもあやふやになる感覚があるのですが、それも集中力が高まった結果なのかもしれません。
周りは見えなくなるのですが、体の声はよく聞こえます。だから坂道を進むにつれて、ふくらはぎや太ももの裏側が消耗していくのをはっきりと感じ取ることができました。そういえはステアクライミングチャレンジでも同じ感覚だったなと。
記憶ではなぜ失速したがわからなかったのですが、ゆっくりと思うように動かなくなっていくのを感じながら「そういえばこんな感じだった」と、レンズ当日の感覚が蘇ってきました。いわゆる乳酸が溜まっていく状態で、これが今後の鍵を握っていきます。
まず乳酸閾値を超えないペースを見つけること。ロードで最近意識していることですがが、ステアクライミングでも同じ。完全にゼロにすることはできませんし、仮にそれをするとタイムは散々なものになります。だからどこかで乳酸閾値を超えなくてはいけません。
そのためにはまず、自分の限界を知ることが大切です。どれくらいのピッチで階段を駆け上がれば、休むことなくペースも落とさずに階段を上がれるかを知らなければ、レース展開もなにもありません。毎回行き当たりばったりになってしまうので。

それを知るには何度もテストする必要があります。逆にテストさえすればわかることなので、近いうちにやってみるとします。そしてそこから階段での乳酸閾値を高めるためのトレーニングを行う。これも階段で行う必要があります。
問題は近くにちょうどいい階段がないということ。ただ、与えられた環境で結果を出すのがプロ。階段はありませんが坂道はいくらでもありますし、トレイルもすぐ近くにあります。トレイルの上りは乳酸閾値を上げる効果を期待できます。
また、伊豆高原に激坂があるので、日帰りでトレーニングしてくるのはあり。これはRedBull400に向けて必ずやっておきたいトレーニングのひとつ。宿で働いていた頃はかなりの頻度で走っていましたが、脚を鍛える上であれ以上の環境はなかなかありません。
環境が人を育てる。これは昔から言われてきたことで、たとえば私たちの親世代で田舎育ちの人たちは1時間以上かけて通学していたなんて話をよく聞きます。まいにちそれだけ歩いていれば体力がついて当然。反対に都会で育つとどんどん弱くなります。
もっとも近年は効率的なトレーニング方法などが広まってきたので、都会だから田舎だからというのはそこまで関係なくなってきました。それでも標高の高いところで暮らしておる人の方が、より効果的に酸素を供給できる体になります(それすらも都会で再現していますが)。
わたしが東京で暮らしたいと思いながらも鶴巻温泉から出ないのは、家賃の問題もありますが、やはり走るのに適した環境がそこにあるから。ただ、それを活かしきれていないのも事実。あれこれ考えるよりもまずはその環境をフル活用するところからやり直すべきなのかもしれません。
