RUNNING STREET 365で函館マラソンの情報をまとめた記事を書きましたが、調べるうちにどうしても走りたくなってしまいました。ただ、関東から函館は近いようでかなり遠く、交通費も決して安くありません。このため、まず最初のハードルとなるのは交通費。
札幌ならLCCを使えるのでかなり安く行くことができますが、函館となるとそうもいきません。そこでいつか函館マラソンに参加する日のために、東京から函館までいくらで行けるのかまとめてみました。函館マラソンに出る人も、ただ観光で行ってみたいという人もぜひ参考にしてください。
東京から函館への移動方法
まずは東京から函館まで、どのような移動方法があるのかリストアップしてみましょう。
- 飛行機
- 羽田空港から函館空港
- 羽田空港から新千歳空港
- 成田空港から新千歳空港
- 新幹線
- 東京駅から新函館北斗駅
- 夜行バス
- 東京駅から函館駅
- フェリー
- 大洗港から苫小牧港
他にも在来線という選択肢がないこともないのですが、基本的にはこの4通りに在来線を組み合わせるということになります。それぞれどれくらいの金額で行けるのかを算出してみましょう。金額は曜日によって異なりますので、今年の函館マラソンに参加することを前提とします。
旅程:2024年6月29日〜7月1日(2泊3日)
飛行機
飛行機でのアクセスの理想は羽田空港発・函館空港着ですが、本数も少なくLCCを使えないので割高になるかもしれません。このため新千歳空港を利用することも選択肢に入れて検討してみます。
羽田空港から函館空港
ルート | 移動手段 | 往復金額 |
---|---|---|
東京駅 – 品川駅 – 羽田空港 | 電車 | 1,010円 |
羽田空港 – 函館空港 | 飛行機 | 39,610円 |
函館空港 – 函館駅 | 空港バス | 1,000円 |
3時間30分 | 41,620円 |
羽田空港から函館空港は往復で4万円台前半が相場で、これに空港への交通費が追加されます。路線バスを使えば数百円安くなりますが、25駅もあるということなので空港バスで計算しています。
羽田空港から新千歳空港
ルート | 移動手段 | 往復金額 |
---|---|---|
東京駅 – 品川駅 – 羽田空港 | 電車 | 1,010円 |
羽田空港 – 新千歳空港 | 飛行機 | 23,230円 |
新千歳空港 – 南千歳駅 – 函館駅 | 特急 | 17,160円 |
6時間40分 | 41,400円 |
羽田空港から新千歳空港に飛び、そこから電車で函館に向かうと、一見すると成立しそうなルートですが、函館空港に向かうケースの2倍も時間がかかり、それでいて220円しか安くありません。これは選択肢から外したほうが良さそうです。
成田空港から新千歳空港
ルート | 移動手段 | 往復金額 |
---|---|---|
東京駅 – 船橋 – 成田空港 | 電車 | 2,328円 |
成田空港 – 新千歳空港 | 飛行機 | 12,590円 |
新千歳空港 – 南千歳駅 – 函館駅 | 特急 | 17,160円 |
8時間10分 | 32,078円 |
成田空港経由でLCCを使うと交通費が3万円で済みます。LCCのセールを使えばさらに安く行けてかなり魅力的ですが、気になるのはやはり移動時間。電車に乗っている間に海を見ながらプチ宴会できるので、ありといえばありかもしれません。
ちなみに格安航空券を探すならエアトリが便利です。
新幹線
新幹線は最も簡単かつ無駄な待ち時間もなく函館に行ける方法です。
ルート | 移動手段 | 往復金額 |
---|---|---|
東京駅 – 新函館北斗駅 – 函館駅 | 新幹線+在来線 | 47,920円 |
4時間40分 | 47,920円 |
新幹線が楽に移動できるような気がしましたが、飛行機よりも時間がかかり、さらに新幹線代も飛行機よりも高額になります。新幹線好きでなければ、あえて選ぶ理由はなさそうです。
夜行バス
本州と北海道は道路が繋がっていないので、夜行バス1本で函館まで行くことはできません。ただし弘南バスが上野駅から青森港までのバスと、青森港から函館港までのフェリーをセットにした「東京函館きっぷ」を販売しています。
ルート | 移動手段 | 往復金額 |
---|---|---|
東京駅 – 上野駅 | バス | 334円 |
上野駅 – 青森港 – 函館港 | フェリー | 23,000円 |
函館港 – 函館駅 | シャトルバス | 640円 |
18時間40分 | 23,974円 |
片道18時間40分もかかりますが、なんと2万円台で函館まで行けてしまいます。ただ難点は4列シートで使用するバスによってはトイレが付いていません。それなら「東京函館きっぷ」ではなく、3列シートの青森港まで行く夜行バスとフェリーを組み合わせるほうがいいかもしれません(むしろそのほうが安い)。
フェリー
北海道には大洗港から苫小牧港までフェリーがでていますので、函館までフェリーで行くこともできます。
ルート | 移動手段 | 往復金額 |
---|---|---|
東京駅 – 水戸駅 – 大洗港 | バス | 5,316円 |
大洗港 – 苫小牧港 | フェリー | 26,000円 |
苫小牧港 – 苫小牧駅 | シャトルバス | 560円 |
苫小牧駅 – 函館駅 | 特急 | 16,460円 |
24時間 | 48,336円 |
なんとなく予想はしていましたが、これはさすがにありえないルートです。概算で24時間もかかるうえに、金額も飛行機よりも割高です。ただロマンはありますね。学生時代に1度だけこの航路を利用しましたが、札幌に行くときにもう1度やってみるのはありかもしれません。
夜行バス+新幹線がいいかもしれない
とにかく安さを追求するなら、夜行バスとフェリーで行くという方法もありますが、私のようなフリーランスであれば選択肢に入りますが、一般の人にはあまり現実的ではありません。そうなると結論としては、函館空港まで飛行機を使うということになります。まったくもって魅力的ではありませんが、それが現実です。
でも、そんな単純な方法を選びたくないわけです。なので私なりのルートを考えてみました。
ルート | 移動手段 | 往復金額 |
---|---|---|
東京駅 – 青森駅 | バス | 21,000円 |
青森駅 – 新青森駅 – 新函館北斗駅 – 函館駅 | 新幹線+在来線 | 15,260円 |
13時間30分 | 36,260円 |
なんと3万円台で函館往復ができます。でも13時間以上もかかるじゃない?と思うかもしれませんが、この方法の最大のメリットは寝ている間に移動できるということです。朝に青森に到着するので、午前中には函館に到着しています。
あとはバスの安い便を探せば、もっと安く行けてしまいます。ただ、それにしてもなかなかの金額になるのは事実で、会社員だと夜行バスで戻ってきて仕事に行くという無茶なスケジュールになります。でも、こういう組み合わせ系を使えばもっと安く行ける方法が見つかるかもしれません。
いずれにしても夜行バスは安く移動するための必須条件ですので、とにかく低予算で函館に行きたいという人は、楽天トラベルでバスの料金を確認しておきましょう。