水滸伝:日中友好の架け橋になる未来を期待して

北方謙三さんの水滸伝がWOWOWとLeminoの共同制作でドラマ化されるというニュースを見て、胸の高まりが収まりません。ドラマ化を希望していたというわけではなく、ただ小説として好きなだけなのですが、これを見逃すなんてことは考えられません。

放送は2月15日からということですので、それまでにLeminoの有料会員になっておこうと思います。Leminoの有料会員になるかどうか迷っていたところなので渡りに舟というやつです。月額980円ですが、それで毎週楽しみが増えるなら安いものです。

キャストは宗江に織田裕二さん、晁蓋が反町隆史さんとのこと。このほかに林冲が亀梨和也さん。それはまったく構わないのですが、主要キャストの中に王進が含まれていないのが残念。それは、この物語の続編はないということを意味しているようなものなので。


もっとも、王進は梁山泊ではないため、掲載されていないだけなのかもしれません。王進は水滸伝の中でも私が最も好きなキャラクターで、見えないところで物語を支え続けるキャラクターでもあります。王進なくして、北方水滸伝は成り立ちません。

剣術師範として圧倒的な力を持ちながら、逃げるという選択肢を選ぶことになり、ただその先で自分の居場所を自分で築き、どの立場の人たちからも信頼される存在になる。それは漢として理想すぎて、憧れに似たような気持ちはいつも持ち続けています。

もっとも私には王進のような才はなく、隠居したら世の中から忘れられるだけなのですが、それでもいずれ山奥で丁寧に暮らすという想いを捨てきれずにいます。東北で暮らしたいというのも多少なりともその影響を受けていて、働く必要がなくなったときには、きっと実行することになります。

ただ、60歳までに実行できなかったら、きっと今のままの生活が続くはずです。まだ何かを成せる年齢でないと、東北でただ暮らすだけになってしまうので。もちろん、成し遂げたい何かが決まっているわけではありません。むしろ、それが決まったらすべてを手放して引っ越しすることになるのでしょう。

話を戻しましょう。水滸伝はとても複雑な物語です。何よりも登場人物が多すぎて、頭の中が整理されるまで混乱し続けます。だから、三国志のように人気が広まらなかったわけですが、今回ドラマ化されるということで、水滸伝ブームが来るかもしれません。

民放ではないので爆発的な人気になるかどうかはわかりませんが、Leminoはドコモの配信プラットフォームであり、若者向けの配信が中心となっているため、そこからブームがやってきてもおかしくありません。もっともブームになって欲しいわけではありませんが。


本当にいいと思ったものを1人でも多くの人に知ってもらいたい。それだけのことです。自分が美味しいと感じたお店に誰かを連れて行くのと同じような感覚。万里の長城マラソンだって、スタートはそこから始まりました。こんな大会が知られていないのはもったいないと。

このドラマを見た人が小説を手にして、そして楊令伝や岳飛伝を読み、中国に対する漠然とした「行ってみたい」が生まれることを期待しています。最近は日中関係に怪しい雲がかかり始めていて、先行きを少し不安に感じていますが、このドラマが未来の扉になると信じています。

「いつか中国に」「いつか万里の長城に」そういう想いを持って万里の長城マラソンに参加してくれる人は少なくありません。ドラマや小説の世界観に対する憧れが両国の友好関係の第1歩となる。それはもうワクワクせずにはいられないわけです。

著:北方謙三
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