大手携帯電話会社が2,980円の格安プランを作ったとこで、後発組の楽天モバイルの2,980円プランに魅力が減ってしまったので、何らかの手を打ってくるかと思いましたが、「Rakuten UN-LIMIT VI」として、使用容量に合わせて料金が変わるプランを楽天モバイルが出してきました。
いや、正確にはプランではありません。楽天モバイルは料金体系が1つしかありません。現在「Rakuten UN-LIMIT V」を使っている人は、4月1日から自動的に「Rakuten UN-LIMIT VI」になります。だからプラン選びで迷わなくていいのですが、問題は回線が快適に使えるのかということ。そして私にとって大きいのはUberEatsの配達で使えるのかということです。
「Rakuten UN-LIMIT VI」の特徴
まずは楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」がどういうものかを見ていきましょう。楽天モバイルから画像をもらってきたいところですが、著作権的によろしくないでしょうから、自分なりにまとめてわかりやすくしたのが上の画像になります。
料金に関してはたくさん使った人は高くなる仕組みで、テレワークで全然使ってないというような人は月額料金が0円になるわけです。そんな人に携帯電話が必要なのかはわかりませんが。他社の格安プランは20GBまでですが、楽天モバイルは無制限ですので、家のメイン回線にも使えます。
契約したときには鶴巻温泉がパートナーエリアでau回線を使っていましたが、気がついたら楽天モバイルの回線になっていました。少し前に行った鎌倉駅が楽天モバイルの圏外でパートナーエリアからも外れているという衝撃的な事実を体感しましたが、そういう場所もまだチラホラあるのでしょう。
私の場合は1ヶ月に5GBくらいの使用量なので、1ヶ月に1,980円ということになります。もっとも1年間は基本料金無料なので、まだ普通の電話アプリを使ってしまったときの料金しか払っていません。通常は「Rakuten Link」アプリを使うので電話代はかかりません。
プランだけ見ればなかなか良さそうでしょ?個人的には満足しています。でもUberEatsの配達ではちょっと……と思うところも。
UberEatsの配達で困ったこと
- タワーマンションの高層階で圏外になる
- 通話アプリが不安定で電話をかけられないことがある
- Androidアプリに不具合が多い
楽天モバイルを使ってUberEatsの配達で困ったことはこの2点です。まずタワーマンションの高層階で圏外になります。これは他の携帯電話会社も同じかもしれません。でも圏外になる率はかなり高いです。圏外になってなかなか配達完了ができなかったりします。置き配のときは少し困ります。
そして1番困るのは電話をかけられないことがあるということです。電話アプリが不安定なのだと思うのですが、UberEatsでお客さんに電話をしないといけないときに、電話はかけられるものの声が聞こえないなんてことが普通にあります。毎回ドキドキしています。
さらに楽天モバイルは基本的にAndroidのみ対応です。iPhoneも使えないことはないのですが、基本的にはイレギュラーな扱いになっていて、基本的にはAndroid端末を使います。そのAndroidとUberEats配達アプリの相性が最悪で、バグだらけでイラッとします。
こういう部分は徐々に改善されるのでしょうが、UberEatsの配達で楽天モバイルを使うのはそこそこストレスになります。そういう意味ではドコモやau、ソフトバンクのスマホを使ったほうが幸せになります。ただ、Rakuten miniは首から吊るして使えるので便利です。雨の日の誤操作がなければ……ですが。
都内の配達なら通信回線は気にしなくてOK
楽天モバイルのエリアはかなり広がりつつあり、タワーマンションの上層階や地下駐車場で圏外になるということはありますが、工夫をすれば使えないことはありません。以前はパートナーエリアの5GBを超えないか不安でしたが、私は1度も超えたことがありません。
でも朝から晩まで配達していると5GBを超える人もいるかもしれません。それでも低速モードで問題なく使えるので、通信料金が上がるとかそういうことは考えなくてもOKです。今年の夏までに人口カバー率96%を達成できる見込みということで、圏外になる確率も下がります。
ただ、プラチナバンドがないので路地裏などで突然圏外になるなんてことはあります。回線が優れているのは言うまでもなく大手携帯電話会社3社の回線です。楽天モバイルは「安かろう悪かろう」です。いや「安かろう良くなかろう」くらいですね。悪くはありません。工夫しながら使えていますので。
結論「大手携帯電話会社の格安プランがベスト」
結論から言えば、UberEatsの配達に使うのであれば大手携帯電話会社から発表された格安プランがおすすめです。もしくはドコモ回線を使っているMVNO(格安SIM)のほうがストレスがないかと思います。楽天モバイルは使えますが、快適ではありません。
配達だけならデータ利用量は20GB以下になると思いますので、料金が1,980円になりますし、そもそも1年間は料金がかかりません。お得なのは間違いないのですが、もれなく不便さによるストレスも付いてきます。だとしたら2,980円でストレスのない回線のほうが賢明です。
1〜2年後にはもう少し状況が変わっているかと思いますが、少なくとも現時点ではUberEatsの配達に楽天モバイルをおすすめしません。配達に使わないのであれば問題なく使えるかと思いますが、正直予備の回線を別にひとつ持ったほうが安心です。
MVNO(格安SIM)が値下げをしているので、予備としてiPhoneでそちらに入ろうかと検討しています。ただ、やっぱりRakuten miniが便利すぎて……
いずれにしてもUberEatsの配達で検討している人には、あまりおすすめはしません。個人で使うのには問題ありませんが、仕事と考えると信頼性が低い現段階はまだよろしくありません。それでも使いたいという人を止めはしません。このストレスを感じるのひとつの経験なわけですから。
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