自転車で65kmなら躊躇しないということ:大事なのは根拠のない自信

UberEatsの配達から撤退するため、新宿の駐輪場を解約しました。11月26日まで置くことができたのですが、それまでに自転車を回収できるのが一昨日だけだったので、宿の掃除が終わってから、新宿まで回収しに行ってきました。

回収した自転車はX(Twitter)で繋がっている人に譲ることになったので、新宿から鶴巻温泉まで持ってくる必要があります。そのためには輪行バッグを買って電車で移動するか、自分で自転車を漕いで移動する必要がありますが、迷うことなく後者を選びました。

65kmも自転車で移動してすごいだろうと自慢したいのではなく、65kmという距離に躊躇しない自分に戻っているというお話です。おそらく夏前の私だと、迷うことなく輪行バッグを買っていたはずです。それくらい自分に自信がなかったわけです。

自分らしく生きるためには、根拠のない自信をどれくらい持てるかということがとても重要になります。自信を持てないとチャレンジしようという気にもなりませんし、「やるだけ無駄だろうな」なんてネガティブな思考になるので、安全なところから飛び出せません。

でも自信があれば「とりあえずやってみよう」になります。もちろん自信を持つにはそれなりの実績がないといけませんが、その実績を作るためにもポジティブさが必要です。ただそれは、自分なら何とかできるという根拠のない自信でも構いません。

もしくは「失敗しても命を取られるわけではない」という感覚。その気持ちを持って挑戦し、そして経験を積むことで本物の自信が手に入ります。もちろん自信を失うリスクもあります。大きなトラブルに巻き込まれたら、自信を持つどころが、どんどん萎縮することになります。

ここで勘違いしてはいけないのが、自信を持つことは傲慢になることではないということ。間違っても誰かと比べて自分の方が優れているなんて考えてはいけません。周りの人はいつだって自分よりも優れているつもりでいることが大切。

それだと自信を持てないじゃないかと思うかもしれませんが、自信を持つことと謙虚であることは両立可能です。いや両立させなくてはいけません。そうでないと、ただの煙たい人になってしまうので。どんな生き方をしようとも謙虚さを失った人は必ず失敗します。

謙虚になるにはどうすればいいか。まずは自分と他の誰かを比べないこと(他の人のほうが優れていると考えるので比べる必要がない)。そして自分の考えを誰かに認めてもらおうと思わないことです。すべて自分の中で完結させる習慣を身につけること。

誰かに褒められたい。そういうのは20代までで終わらせておくことです。30代からは自分の評価は自分で行うもの。今の自分でいいのかどうかは自分が決めること。周りに何を言われようとも自分が正しいと信じた道を行くことが大切です。

自分がやれると思ったことをやってみる。もちろん失敗することだってあります。でも気にする必要はありません。失敗したって「できないことがわかった」ということが収穫になります。挑戦したという事実が自信につながります。

もっとも人によって失敗したことで自信を失うのかもしれませんが。だからといって何もしなければ、自分がどこに立っているのかもわかりません。流されて生きていくのもいいですが、自分が信じた道を突き進みたいなら、失敗を恐れず何でもやってみること。まずはそこからです。

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