集客をするときに大事になるのがターゲットを間違えないということ

どんなビジネスをするにしても、自分が存在していることを、どれだけ多くの人に知ってもらうかが大切です。世界を変えられるような素晴らしいアイデアの商品だって、そこにそれがあることを知ってもらわないことには誰も購入してくれませんので。

自分自身の売り込みも同じですね。自分がどのような人間で、何ができるのかを多くの人に知ってもらえないことには仕事がやってくることはありません。私はランニングに関する情報発信をしていることを知ってもらえているからこそ、ランニング関係の仕事の依頼をしてもらえます。

ではどうやって自分や自分のビジネスの存在を知ってもらうのかというと、それはXやFacebook、InstagramなどのSNSを活用することが手っ取り早く、ある程度資金に余裕があるならYouTubeという選択肢もあります。とはいえ、まず手っ取り早いのはXでしょうか。

とにかく存在を知ってもらわないといけないため、伊豆高原の宿「FUTO HOUSE 一本のえんぴつ」のXアカウント「@futo_house」を立ち上げました。まだ何もポストしていませんが、いきなり動き出すわけにはいかないというのがその理由。

実稼働は2024年1月1日からでもいいんじゃないかなと思っています。それまでにテスト的にポストするかもしれませんが、大事なのはアカウント設計であり、アカウント設計ができていない状況でつぶやいたところで集客はできません。

アカウント設計で最も大事なのは、ターゲットを絞ることです。どのような人に宿に来てもらいたいのかを明確にして、その人に対してアプローチできる投稿をするわけです。では「FUTO HOUSE 一本のえんぴつ」がどんな人をターゲットにしているのか。

本来のターゲットは「家族」です。3人家族、4人家族で泊まってもらえれば、1部屋あたりの単価が高くなります。ただ、信じられないかもしれませんが、土曜日の稼働率は約90%もあります。7部屋で約90%ですので、ほとんどの部屋が週末になると埋まるわけです。

このため、家族をターゲットにしてもすでに部屋はほとんど埋まっているわけで、集客効果はそれほど高くありません。集客が必要なのは平日であり、できれば1部屋を2人で利用してもらいたい。そうなると退職した夫婦か海外からの旅行者がターゲットになります。

ただし、海外からの旅行者については英語もしくは中国語での発信になり、さらに中国人をターゲットにするには、中国のSNSを使う必要があります。いずれそちらも手を出すつもりですが、まずは国内に向けてのアピールをすることになります。

では夫婦どちらをターゲットにすればいいかというと、それは間違いなく「妻」になります。家族旅行の行き先を決めるとき、妻がイニシアチブを握るケースが多く、情報収集も多くのケースで妻が行います。だとすればターゲットは明確です。

ただし、そもそも引退された夫婦をターゲットにしたことがなかったので、何を発信すれば響くのかを学ぶところから始めなくてはいけません。だから、すぐにつぶやいたりできないわけです。個人で好き勝手につぶやいているアカウントとは勝手が違うわけです。

フォローなどをするのも動き出しが決まってから。だったらアカウントを立ち上げるのも先にすればよかったのにと思うかもしれませんが、そうなると先送りしてしまうのが人間。ある程度追い込まれる状況にしておいたというわけです。というわけで、これからまた勉強の日々になります。

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